イングランド代表にワールドクラスGKは誕生するか 期待を集めるバーンリーの若き守護神「彼は世界最高の1人になる」

バーンリーのゴールを守るトラフォード photo/Getty Images

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イングランド2部では圧巻のパフォーマンス

トーマス・トゥヘルを新監督に迎え、新たなスタートを切るイングランド代表。その選手層から2026ワールドカップ優勝候補の一角に挙げられるが、やや不安が残るポジションとなるのがGKだ。

ガレス・サウスゲイト前体制よりエヴァートンGKジョーダン・ピックフォードがゴールを守ってきたが、ピックフォードがワールドクラスのGKかは意見が分かれるところ。ピックフォードを超えるGKの登場を待っているサポーターも少なくないだろう。

候補者の1人となるのがバーンリーで奮闘する22歳のジェイムズ・トラフォードだ。2023年にマンチェスター・シティからバーンリーへ完全移籍したトラフォードは、今季イングランド2部で実に26回ものクリーンシートを達成している。チームも37試合をこなして11失点に抑えており、2部とはいえ驚異的な堅守だ。
トラフォードは今月のイングランド代表メンバーにも召集されているが、バーンリーでチームメイトのコンラッド・イーガン・ライリーはトラフォードがワールドクラスのGKになると全幅の信頼を寄せる。

「彼はただただ最高さ。彼とは10年来の友人で、DFとして彼が後ろに構えていてくれると安心できる。僕たちは彼をとても信頼しているんだ。今ではイングランド代表の一員だけど、彼は世界最高の1人になると思う。それほど僕たちの彼への評価は高い。今季は完璧な仕事をしているし、僕たちは彼を頼りにしてきた。彼は自信に溢れていて、ロッカールームの空気を前向きにしてくれる。背後から4バックに与えてくれる自信はチームの大きな財産だ」(『Daily Mirror』より)。

今月の代表メンバーではトラフォード、ピックフォード、サウサンプトンGKアーロン・ラムズデール、クリスタル・パレスGKディーン・ヘンダーソンが召集されているが、トラフォードがプレミアリーグの舞台でも結果を出せるようになればイングランド代表1番手への道が見えてくる。2部でのアピールは十分すぎるほどだが、イングランドに待望のワールドクラスGKは誕生するか。

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