FWやアンカーも重要だが…… アーセナルの「忘れられた補強ポイント」を英メディア指摘

エスパニョールのジョアン・ガルシア Photo/Getty Images

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GKのバックアッパーがいない

現在プレミアリーグ2位につけるアーセナルだが、今季もリーグタイトルを逃すことが濃厚だ。首位リヴァプールとの勝ち点差は12ポイント。ここにきて怪我人が増えているとはいえ、未だ1敗しかしていないリヴァプールがここから大きく勝ち点を落とすことは考えづらい。

リーグタイトルを得るため、アーセナルはFWの補強が急務だと考えられている。また、トーマス・パルティやジョルジーニョの契約が今季限りとなっているため、アンカーポジションの補強も必要だ。ニューカッスルFWアレクサンデル・イサク、レアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディらは今夏のトップターゲットであるとみられる。

だが、もう1つ補強が必要な、忘れられた重要なポジションがあると英『football.london』は指摘した。それはGKだ。
今季は正守護神ダビド・ラジャがほぼ怪我なく優れたパフォーマンスを発揮しているため、ほぼチームパフォーマンスに影響を及ぼしていないが、アーセナルは明確な2ndGKを擁していない。ローンで獲得したネトは今季限りだ。

今季バジャドリードにローンで出ている22歳のカール・ハイン、または昨夏獲得した19歳のトミー・セットフォードがいることはいる。ただ、彼らがプレミアリーグの強度で満足なパフォーマンスを見せられるかどうかは疑問が残る。

同メディアは、以前に関心が伝えられたエスパニョールのGKジョアン・ガルシアの獲得を進めるべきだとしている。ガルシアは昨季に続き好調なシーズンを送っており、非常に印象的で、ミケル・アルテタ監督が現在使える選択肢よりもはるかにラジャのバックアップを効果的に果たせると伝えた。また、以前にオファーした際には2200万ポンドの契約解除金を要求され断念したとされるが、同選手の価格は下がるかもしれないとも報じられている。

今季のリヴァプールでアリソン・ベッカーが負傷離脱した際に控えのクイヴィン・ケレハーが好パフォーマンスを見せたが、この例からもわかるように2ndGKのクオリティは重要だ。今季もしラジャが負傷離脱していたなら、アーセナルは現在2位にいることはできなかったかもしれない。

イサクとスビメンディ、あるいは彼らと同クラスの補強を行うとなればかなりの移籍金が必要と推察されるが、加えてGKの補強も行うのだろうか。アーセナルの今夏の動きに注目だ。

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