海外挑戦1年目にして輝きを放つ佐野海舟 マインツ指揮官も称賛「ブンデスリーガ最高のMFの一人」

マインツの佐野海舟 photo/Getty Images

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昨年夏にマインツに加入

マインツのボー・ヘンリクセン監督がドイツ紙『Bild』の取材に応じ、同クラブに所属する佐野海舟について語った。

佐野は昨年夏に鹿島アントラーズからマインツに加入。ここまでブンデスリーガの全26試合で先発出場を果たし、デュエル勝利数は280回でリーグ6位、総走行距離も302㎞でリーグ2位に入っている。前節終了時点で3位と今季好調のマインツでは既に必要不可欠とも言える存在になっている。

加入1年目にして大活躍を続ける佐野についてヘンリクセン監督は、「ブンデスリーガで最高のミッドフィールダーの一人」と称賛。また、佐野がチームに合流した最初のトレーニングで早くもチームスタッフを驚愕させるようなパフォーマンスを見せていたことも明かした。
「カイシュウの最初のトレーニングは、オーストリアでのキャンプだった。私は練習場に行くのが15分ほど遅れてしまい、アシスタントコーチのミッケル・イェスペルソンが彼と一緒にトレーニングを行っていた。ミッケルは、『彼は何でもできる。あらゆる可能性を100%持っている』と私に言っていたよ」

また、佐野は今月行われるワールドカップのアジア最終予選に臨む日本代表の招集メンバーから外れた。このことは「驚くべきこと」(Bild)と現地メディアでは予想外の結果として伝えられているが、ヘンリクセン監督は「これは我々にとってパーフェクトな結果。正直に言えば、彼が代表チームに呼ばれなくてとても嬉しいよ」とコメント。シーズン終盤でさらに来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権も争っているチーム状況を考えれば、代表ウィークを佐野の休養期間に充てられることは好材料と捉えているようだ。

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