先制ゴールだけじゃない! 途中出場の鎌田はパス成功率96%を記録、停滞する攻撃に“リズム”を作り出した 「自分が中継地点としてスムーズにボールを動かせるようにと思っていた」

先制ゴールを決めた鎌田 photo/Getty Images

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2シャドーで存在感

日本代表は20日、W杯アジア最終予選第7節でバーレーン代表と対戦し2-0の勝利を飾った。この勝利で日本代表は世界最速でのW杯出場を決定させた。

1ゴール1アシストを記録し、圧巻の存在感を見せた久保建英も素晴らしかったが、久保に負けない存在感を見せたのが先制ゴールを決めた鎌田大地だろう。

結果的に2-0で危なげなく勝利した森保ジャパンだったが、この試合はバーレーンに苦しめられた。コンパクトな陣形を敷くバーレーンを相手に日本は前半から思うようにボールを繋ぐことができず、攻撃でリズムが作れていなかった。そのため、裏へのロングボールでチャンスを作ろうと試みていたが、単調な攻めが続いていた。
そんな流れを大きく変えたのが62分より出場した鎌田だ。直後の66分に上田、久保との連携からGKとの一対一を冷静に沈めた鎌田は、裏へ飛び出すだけではなく、少し下がって2ボランチのサポートへ行くシーンも多かった。これにより中盤でのボール回しがスムーズになり、前半にはなかったリズムが生まれた。

またもう1人のシャドーである久保との連携面も光った。両者ともに狭いエリアでも難なくプレイできるため、コンパクトなバーレーンの守備陣形の中で2人で崩すシーンも見られた。

試合後、どういうことを意識してピッチに入ったかを問われた鎌田は「まずはチームとしてやらなければならない守備の部分をしっかりやりながら、今日はなかなかうまくボールを繋げることができていなかったので自分がうまく中継地点としてスムーズにボールを動かせるようにと思っていた」と語っており、意識的にボールに絡むようにしていたことを明かした。

『SofaScore』のデータによると、鎌田は24本中23本のパスを成功させており、成功率はなんと96%。またロングボールは4本すべて成功させ、さらにキーパス1本、ビッグチャンスクリエイト1回と素晴らしい数字を残している。


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