“習近平とアグエロ”の奇妙なセルフィーから9年半 中国サッカーは本当に発展したのか

習近平主席とアグエロと当時のキャメロン首相 画像はマンチェスター・シティ公式Xより

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W杯予選はグループ最下位

2026北中米W杯アジア最終予選で、中国代表はサウジアラビア代表に0-1と敗戦。勝ち点は6のままで、得失点差によりグループC最下位となっている。

英『BBC』は、2015年の10月に撮られた“奇妙な”セルフィーを掲載し、中国はまだサッカーの偉大な計画を達成できるだろうかと報じている。そのセルフィーには、当時のデイビッド・キャメロン首相、マンチェスター・シティに所属していたセルヒオ・アグエロ、そして中国の習近平国家主席が写っている。

当時、渡英した習近平主席は中国チームが「世界最高のチームの1つ」になることを望んでいると語り、中国政府は中国を「世界のサッカー大国」にするための戦略を開始した。中国で男子ワールドカップを開催し、2030年までに中国がアジアで最強のチームとなることが掲げられた。
しかしその目標は達成できるのだろうか。同メディアは当時の中国のFIFAランキングが81位であり、現在は90位であることを指摘している。これまで中国代表が男子W杯に出場したのは2002年の日韓大会のみであり、グループリーグで敗退した。

中国は近年、巨大な資本を投入して中国スーパーリーグを再建し、サッカースタジアムがいたるところに出現した。オスカルやフッキのような世界的に有名なスターを獲得し、国内リーグのバリュー改善にも努めたが、現在スター選手は同じアジアのサウジアラビアに流れ、リーグは衰退気味だ。

しかし同メディアによれば、ユース世代に一定の成果が表れていることから、目標は2050年までに達成できるだろうと中国ので過ごした経験のあるサッカー関係者たちは感じているという。また、中国共産党がこのような計画を打ち出した場合、彼らは目的を達成する傾向があり、決して過小評価はできないとも報じられている。

習近平主席とアグエロの“奇妙なセルフィー”から9年半。中国のサッカー発展計画は目立った成果を上げていないようにも感じられるが、彼らは着実に力を蓄えつつあるのだろうか。

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