今大注目の19歳DFハイセンがスペイン代表デビュー! 母国オランダのサポーターから大ブーイングを浴びるも「観客は観客。プレイに集中している」

スペイン代表デビューを飾ったハイセン photo/Getty Images

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落ち着いたプレイを見せた

日本時間の21日早朝、UEFAネーションズリーグ準々決勝1stレグでオランダ代表と対戦し、2-2のドローに持ち込んだスペイン代表。

開始早々の9分にニコ・ウィリアムズのゴールで幸先よく先制したスペインだったが、その後はオランダにペースを握られる形に。前半のうちに失点を許すと、後半開始早々にスペインは逆転されてしまったが、80分にオランダDFヨレル・ハトが退場したことで、流れが一変。その後猛攻を仕掛けたスペインは90+2分にミケル・メリーノが貴重な同点ゴールを叩き込み、アウェイで価値ある引き分けを手にした。

そんなこの試合でスペイン代表デビューを飾ったのはボーンマスで成長著しいディーン・ハイセンだ。41分にバルセロナでプレイするパウ・クバルシが負傷し、交代を余儀なくされたことでハイセンに出番が回ってきた。
オランダに攻め込まれていた時間での投入になったが、19歳のハイセンはデビュー戦とは思えぬ落ち着きぶりを見せた。『SofaScore』のデータによると、同選手はこの試合59本中53本のパスを成功させ、成功率は90%を記録。さらにキーパスを1本、ロングボールは9本中5本成功させている。デュエルの部分でも地上戦は2回すべてで勝利、空中戦でも2回中1回の勝利を記録している。

試合後、スペイン『as』にてデビュー戦について聞かれたハイセンは「代表チームでデビューするのは夢。このチームでプレイするのは楽しいし、とても幸せだ」と語った。また同選手はオランダ生まれでU-19までオランダ代表でプレイしていたこともあって、この試合はボールを持つ度に大ブーイングを浴びたが、選手自身は「観客は観客。プレイに集中している」と語り、あまり気にしていなかったようだ。

将来が楽しみでレアル・マドリードからも狙われる選手へ成長したハイセンのデビューについてルイス・デ・ラ・フエンテ監督は「ハイセンのデビューはスペインサッカー界にとって素晴らしいニュースだ。彼はデビューを果たし、プレッシャーにも対処し、見事に適応した」と称賛している。

また同監督はクバルシの負傷は深刻ではないものの、様子を見る必要があるとコメント。激しいタックルを受けたロビン・ル・ノルマンも負傷しているようで、ラツィオでプレイするマリオ・ヒラを追加招集する可能性があることも試合後伝えている。

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