FIFAランク159位のチームと引き分けるとは…… オナナ、バレバ、ムベウモら擁するカメルーン代表もW杯アフリカ予選で怪しい立ち位置に

カメルーンはアフリカ強豪国の1つだ photo/Getty Images

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カーボベルデに抜かれてグループ2位に

2026ワールドカップ北中米大会からは出場国が32から48に増加し、アフリカの出場枠もこれまでの5から9.5まで拡大している。これにより、いわゆる強豪と呼ばれる国は予選突破が容易になったはずだった。

しかし、アフリカ予選は相変わらず読めない。今月からアフリカ予選も再開したが、19日にはグループDのカメルーン代表がエスワティニとスコアレスドローに終わる波乱があった。エスワティニはFIFAランク159位の国となっており、カメルーンにとっては明らかな格下である。

カメルーンは予選5試合を終え、2勝3分。まだ黒星はなく、第5節の前の段階ではグループDの首位に立っていた。しかし今節エスワティニと引き分け、加えて同日にカーボベルデがモーリシャスを撃破したため、これで勝ち点を10に伸ばしたカーボベルデが首位に。カメルーンは勝ち点9で2位へ後退することになった。
カメルーンは25日に3位のリビア代表(勝ち点8)との直接対決を控えていて、これに負ければリビアとの勝ち点差がひっくり返って2位からも転落することになる。

勝ち点7で4位につけるアンゴラも不気味な存在であり、このグループもまだ展開が読めないか。

英『BBC』も今回のドローを衝撃と伝えていて、カメルーンは確実に勝っておかなければならないゲームだった。カメルーンには今もFWヴァンサン・アブバカル、ブレントフォードでブレイクするFWブライアン・ムベウモ、ブライトンで次なる1億ポンドプレイヤーとも期待されるMFカルロス・バレバ、マンチェスター・ユナイテッドの守護神アンドレ・オナナら実力者が揃っている。

2018年大会では屈辱のアフリカ予選敗退を味わっているが、選手層や出場枠拡大を考えれば2026年大会の予選敗退は許されない。

今回のアフリカ予選ではセネガルが2勝2分と鈍いスタートを切ったり、ナイジェリアがグループCの5位に沈んでいたりと、波乱もある。カメルーンが25日にリビアに敗れた場合は、カメルーンの立ち位置も怪しくなる。

アフリカ予選は各グループの1位にワールドカップ出場権が与えられ、2位チームの成績上位4チームがプレイオフへ進むレギュレーションだ。決して簡単なレギュレーションとは言えないが、戦力的にはカメルーンやナイジェリアはワールドカップに出場すべきチームだろう。果たしてカメルーンはリビアとの直接対決で粘れるか。

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