サウジアラビア戦で相手の頭部にカンフーキックで一発退場の衝撃も、中国代表DFは「アクシデント。サッカーには不確定要素が多すぎる」

中国のリン・リョウメイは退場に photo/Getty Images

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レッドカードは妥当な判定か

20日に2026ワールドカップ・アジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦した中国代表は、敵地で0-1と敗れた。

勝敗を分けるポイントとなったのが、前半アディショナルタイムの退場劇だ。バウンドしたルーズボールを競り合う際に中国代表MFリン・リョウメイが足を大きく振り上げてしまい、足の裏がサウジアラビアDFハッサン・カディシュの頭部に直撃。明らかな危険行為であり、主審は一発退場を命じている。

批判の避けられぬラフプレイではあるが、センターバックとして出場していたDFジャン・シャンロンはアクシデントだったと振り返っている。
「レッドカードはアクシデントであり、試合の流れを完全に変えてしまった。サッカーには不確定要素が多すぎる。この試合から学び、次の試合に備える必要がある」(『新華社通信』より)。

中国側としては、意図的ではないとの思いがあったのだろう。判定後には主審に抗議する選手もいたが、レッドカードは妥当な判断と言える。

中国にとっては痛い敗北となり、今回の敗戦で中国は2勝5敗の勝ち点6でグループCの最下位に。ただ、2位オーストラリアとは4ポイント差、3位サウジアラビアとは3ポイント差、4位インドネシア、5位バーレーンとは勝ち点6で並んでおり、まだ可能性は残っている。中国は25日のオーストラリア戦、6月のインドネシア戦、バーレーン戦を残しており、グループCはもう一波乱あるかもしれない。

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