EFLリーグ2のノッツ・カウンティに所属するデイビッド・マクゴールドリックは、ジュード・ベリンガムら現代のスター選手たちを「ロボット集団」と痛烈に批判した。『THE Sun』が伝えている。
かつてシェフィールド・ユナイテッドでプレミアリーグを戦った男は、観客を魅了する型破りな選手が消えた現代サッカーに、もはや魅力を感じないと語っている。21年前、10代でノッツ・カウンティでデビューした頃からサッカーがどのように変わったかと問われると、マクゴールドリックは『THE Sun』に対し、以下のように答えた。
「まるで別のスポーツだ。20年前には統計データはなく、GPSベストを着用したり、今のようにあらゆることを心配したりもしなかった。以前は対戦相手についてミーティングを行っていたが、それほど多くはなかった。システムの多くは[4-4-2]で、相手の陣内でプレイし、デュエルに勝つというものだった」
「今のプレミアリーグや他のトップリーグのサッカーを見ると、まるで機械のようだ。私の時代にはロナウジーニョやポール・ガスコインなど、見ていて楽しい選手たちがいた」
「私が以前ほどサッカーを見なくなったのは、サッカーが好きではないからではなく、破天荒な選手がいなくなったため、トップクラスの試合のいくつかはもう見ていて楽しくなくなったからだ」
また、マクゴールドリックはアカデミーでの教育が選手たちを型にはめていると指摘している。
「最近のアカデミーでは、ランニングの統計やどれだけ一生懸命走らなければならないか、そういったことばかり重視して子供たちが育てられているが、私にはそれが理解できない」
「昔はジョージ・ベストのような選手がいたし、それほど昔ではないがQPRにはアデル・ターラブトのような選手もいた。彼らは異端者だった」
「ベリンガムは素晴らしい選手だが、彼でさえ半分ロボットだ。ベリンガムは最も長い距離を走り、ゴールを決めるだろう。だが、彼は観客を席から立たせたり、人々にチケットを買いに行かせたりすることはできない」
マクゴールドリックは「EFLには自由な精神を持つ選手が多いし、プレミアリーグよりも面白い」と話し、トップリーグの代わりにEFLチャンピオンシップなどの下部リーグを見ることを勧めている。
トップリーグにはマクゴールドリックが話すような選手はいなくなってしまったのだろうか。37歳のベテランが述べた意見は非常に興味深いものとなっている。