3月の取りこぼしでプレミア自動昇格に暗雲も リーズが昇格を逃せば田中碧の流出避けられない「田中がプレミアでプレイするだけの力を備えているのは明らか」

リーズでプレイする田中 photo/Getty Images

2位シェフィールドに勝ち点で並ばれた

今季はイングランド2部で序盤から快調に飛ばしていたリーズ・ユナイテッドだが、3月に入ってからは取りこぼしが増えている。まだ首位ではあるものの、代表マッチウィークに入る前に行われたQPR戦も2-2のドローに終わり、2位シェフィールド・ユナイテッドに勝ち点80で並ばれてしまった。

さらに3位バーンリーも勝ち点78でプレッシャーをかけてきている。リーズはまだ首位とはいえ、安心できない状況だ。イングランド2部は1位と2位のチームがプレミアへ自動昇格となり、3位から6位のチームは昇格プレイオフへ回ることになる。リーズは自動昇格へ何としても2位以内に入らなければならない。

英『Football League World』は、仮にリーズが昇格を逃すようなことになれば、一部主力の退団は避けられないと指摘。その1人として日本代表MF田中碧の名前を挙げている。田中は今季より加入し、序盤戦からチームの重要戦力となってきた。同メディアはプレミアでプレイするだけの力があると認めており、リーズが昇格を逃した場合は争奪戦となる可能性があると伝えている。

「田中は素晴らしい補強だった。しかしリーズが昇格できなかった場合、チームが失う危険性のある選手の1人だ。田中は移籍早々より中心選手となり、中盤で重要な役割を果たしてきた。リーズが獲得に費やした移籍金は300万ポンドで、その金額以上の成果を手にしている。田中がプレミアでプレイするだけの力を備えているのは明らかであり、昇格できなかった場合は田中に関心が集まるだろう」

オファー次第ではあるが、クラブとしても来季の戦いへ田中を残したいはず。同メディアは昇格が実現すれば田中も長く留まってくれるのではないかと期待をかけている。リーズとしては正念場だが、昇格を勝ち取れるか。

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