「プレイを続けたくはなかった。彼らもそう思って……」 アル・ヒラル所属のカンセロ。ペップ・シティ退団を振り返る

マンチェスター・シティ時代のカンセロ photo/Getty Images

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21-22シーズンまでは完全な主力だったが

マンチェスター・シティでは攻撃的なSBとして重宝されるも、若手のリコ・ルイスにポジションを奪われたことで、バイエルンとバルセロナへのレンタルを経験したジョアン・カンセロ。2024年にシティを完全移籍で離れ、現在はサウジ・プロリーグのアル・ヒラルでプレイしている。

そんなカンセロは『Canal 11』のインタビューにて、シティ退団の理由とクラブ、そして指揮官であるペップ・グアルディオラ監督への感謝を述べている。

「(SBの立ち位置の入れ替えは)グアルディオラ監督の功績であり、私にサッカーを異なる視点で観る機会を与えてくれた。私にとって彼は天才であり、非の打ち所がなく、今日のサッカーに対する見方を変えてくれた」
「しかし、私たちには意見の相違があった。衝突ではない」

「私たちは別の道を歩むことになったが、彼と一緒に仕事ができたことは神に感謝している。彼は天才で、彼のトレーニングは世界をリードしている。私のキャリアの最高の瞬間はマンチェスター・シティにいた時だった。トレーニングにも試合にも楽しく参加できた。このグループの中で重要な存在だと感じていた。彼は僕を人として、選手として成長させてくれた」

「けど、僕はマンチェスター・シティでプレイを続けたくはなかった。彼らもそう思っていたと思う。ヨーロッパの中で僕に興味を持ってくれるクラブはいたが、アル・ヒラルが最も僕に関心を寄せてくれていた」

「誰にでも良いところと悪いところがある。私は常に正直でいたい。時には自分を傷つけて、隠すことよりも面と向かって意見を言うことを好むんだ。これは自分の性格だと思う」

「私の素直な性格は、時に他人にとってプラスにならないこともある。私が悲しんだり、喜んだりしていることをみんなは知っています。私は何も言わずにはいられません。私は今後もこれまでの私であり続けます」

直接的な表現はないものの、ペップ監督と何かがあったと言いたげなカンセロ。『The Times』ではシティ時代にロッカールームで関係性に亀裂が入る決定的な出来事があったとも伝えており、彼らの関係性は修復不可能なものとなっているのかもしれない。

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