ゴードンは負傷も…… トゥヘルはクラブのことは気にせず起用すると発言「それは間違ったシグナルになる」

イングランド代表監督トゥヘル Photo/Getty Images

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過密な日程において難しい問題だが

イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督は、選手起用においてクラブの監督たちに便宜を図ることはないと語った。英『Mirror』が伝えている。

所属クラブで重要な試合が控えていたり、選手の疲労がたまっていると思われるとき、しばしば所属クラブと代表チームで軋轢が起こる。選手が怪我をして帰ってこようものならクラブの監督は怒り心頭、ということもしばしばだ。今回の代表戦でもニューカッスルのアンソニー・ゴードンが股関節を負傷し代表を離脱した。

しかし、トゥヘル監督は“忖度”をすることは考えず、次のラトビア戦も力強く戦いたいと語った。
「(アーセナルの)デクラン・ライスが、7-1で終わった第1戦(CLラウンド16のPSV戦のこと)に出場したが、次のアーセナルの試合(セカンドレグ)にも出場していたという事実を考えると、彼らが我々のことをそれほど気にしているとは思えなかったので、この件で頭を悩ませる必要はないと思う」

「私は選手の面倒を見ている。スケジュールも気にしている。だが、いま選手たちに『これから厳しいクラブの戦いが控えているから、今は休ませる』と言うのは間違ったシグナルになるだろう」

「まず第一に、私は選手たちに対して責任を感じている。選手たちには怪我をしてほしくないし、選手たちにはチャンピオンズリーグの準々決勝でプレイしてもらいたい。なぜなら、私もそれを見たいからだ。だから、結局のところこれが現状だ。私は自分たちのことを気にし、クラブは自分たちのことを気にし、主な焦点は選手たちのことを気にすることだ」

トゥヘルら代表監督にとってみれば、クラブの都合はクラブの都合として、クラブが考えることだ。勝利確実なPSV戦セカンドレグにライスを起用しておいて、それを代表で休ませろというのは話がおかしい。もちろん選手たちのケアは十二分に行うが、代表とクラブの話は別だと主張した。

イングランド代表は、現地時間の25日、再びウェンブリーでW杯欧州予選を戦う。



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