日本が終始ボールを握るも決め手を欠きゴール奪えず…… サウジアラビアの守備ブロックを最後まで崩せないまま、スコアレスドロー

最後まで日本はこじ開けられず photo/Getty Images

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1点が遠かった

25日、日本代表はW杯アジア最終予選第8節でサウジアラビア代表と対戦した。前節のバーレーン戦(2-0)に勝利したことでW杯出場権をすでに獲得した森保ジャパン。W杯アジア最終予選の残り3試合は消化試合という見方もあるが、本大会に向けた抽選のポット分けにも影響を及ぼすため、負けるわけにはいかない。

そんなこの試合はバーレーン戦からメンバーを6人変更。WBは右に菅原由勢、左に中村敬斗を配置しワントップにはセルティックで絶好調の前田大然が抜擢された。また遠藤航の相棒は田中碧、さらに高井幸大が初スタメンを飾った。

序盤からボールを握り、押し込む日本は8分、高井のパスを中央で受けた田中がスルーパス。抜け出した前田に決定機が訪れるも、シュートはポストを叩き先制点とはならず。10分には左サイドの中村からクロスが上がるが、前田には惜しくも合わない。サウジアラビアは引いて守備を固めるも日本が立て続けにチャンスを作った。
18分、前田が得意のCBへのプレスでボールをカットし、チャンスを自ら作るがドリブルが上手くいかず、シュートはGK正面に。サウジアラビアはロングボールを使って、攻めてくるが、落ち着いた日本の守備陣もシュートは許さない。

その後も日本がボールを保持し、サウジアラビア陣地で試合を進めるが、前半でゴールを奪うまでには至らず。スコアレスで折り返す。

サウジアラビアは1人選手交代をハーフタイムに行い、日本はメンバー交代なしで後半を迎える。

日本は前半同様ボールを保持する時間が続くと、55分田中が裏へロングスルーパスを出し、これに前田が反応するが、後一歩届かず。後半ラインを上げてきたサウジアラビアディフェンスの背後を狙った。

1点が遠い日本は60分に2枚替え。菅原と久保に代えて伊東純也と堂安律を投入し、攻撃陣の活性化を図る。しかしその後もなかなか日本はシュートまでの形が作れない。

こう着状態が続くなか、72分に日本がまたしても動く。遠藤と前田に代えて古橋亨梧と旗手怜央をピッチに送り込む。鎌田を一列下げ、2シャドーは旗手と堂安という並びに変える。

依然としてボールを持ちながらチャンスを伺う日本は81分、鎌田のスルーパスから伊東に決定機が訪れるも、左足のシュートはGKのセーブに阻まれる。

日本は82分、鎌田に代えて南野を投入。最後のカードを切り、1点を狙いに行く。84分には旗手のクロスに南野がヘディングで合わせゴールを狙うが、これは枠を捉えられず。

日本は最後までサウジアラビアの守備ブロックを崩すことはできず。結果はこのままスコアレスドローに終わった。

[スコア]
日本 0-0 サウジアラビア

[得点者]
日本

サウジアラビア

日本
鈴木彩艶、高井幸大、板倉滉、伊藤洋輝、遠藤航(→旗手怜央 72分)、田中碧 、中村敬斗、菅原由勢(→伊東純也 61分)、鎌田大地(→南野拓実 82分)、久保建英(→堂安律 61分)、前田大然(→古橋亨梧 72分)

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