ロッタンに成す術なくKO負けした武尊 試合後に「やり切ったかと言えばわからない」と悔しさを語るも、敗戦から一夜、SNSで心境を吐露

元K-1で3階級制覇王者でISKA世界ライト級王者の武尊 (写真:本人インスタグラムより)

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ライバル対決に敗れた

3月23日にさいたまスーパーアリーナで行われた「ONE172」。メインイベントの元ONEフライ級ムエタイ王者ロッタン・ジットムアンノンと対戦し、1Rで衝撃のKO負けを喫した武尊が、一夜明けた24日に自身のインスタグラムを更新した。

試合は、前に出る姿勢と打撃のキレでロッタンが完全に武尊を上回った。武尊も力強いパンチの連打や蹴りを随所に見舞うが、それを物ともせず向かってくるロッタンの圧力に下がらされ、なんと開始1分20秒あたりで目を疑うような光景が起こった。

武尊は、下がりながらコーナーを背にし、左へ回り込む途中で不用意な体制から左フックを出す。すると前に出るロッタンとの距離が詰まり、しかも前進する勢いでパワーが乗った強烈な左フックを顔面にまともにもらってしまったのだ。武尊はその衝撃でロープに吹き飛ばされるとそのまま床に倒れ、ダウンを奪われてしまった。
その後、立ち上がるもダメージの影響は明らか。よろけながら、なんとか直立姿勢を保持したが、レフェリーは試合続行が危険と判断し試合を止めた。

試合後に武尊は、「リベンジしたいが今は」と尻込んだ。「こういう結果になって悔しい。やり切ったかと言えば分からない。次のことは冷静になって考えたい」と話していた。そして今回のインスタグラムではこう綴った。

「沢山の応援ありがとうございました。この大会に協力してくれた皆様、出場してくれた選手達、会場やPPVで見てくれた皆様。みんなのお陰で最高の舞台で戦うことが出来ました。少し休んで身体のダメージと自分と向き合って答えを出そうと思います。信じて付いてきてくれたファンのみんな本当にありがとう」

本人が語った通り、武尊が持つ格闘センスを存分に発揮する前に敗れてしまったことは明らか。以前は引退も口にしていたことから、今後、彼が出す決断に注目が集まる。

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