計量失敗のグレゴリアンが、対戦相手の海人を非難 「彼は怖がっていた。私と戦いたくないなら最初からそう言えばいい」「たった300グラムだ。300グラムなんて、大したことはない」と責任転嫁

K-1でも活躍したグレゴリアン (写真:本人インスタグラムより)

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キャッチウエイトで交渉も不成立

初代K-1スーパー・ウエルター級王者のマラット・グレゴリアンが、「Beyond Kickboxing」のインタビューで23日に「ONE172」で開催予定だった海人戦が中止となったことについて言及した。

海人はシュートボクシングのスター選手。プロキックボクシングの戦績は67戦59勝8敗と素晴らしい成績を残してきた。グレゴリアンとはフェザー級ワンマッチで対戦する予定だった。

ところが、前日計量でグレゴリアンは姿を現さず計量失敗。その後、グレゴリアン陣営が、キャッチウエイトで試合成立を交渉するも、その希望は叶わず試合は中止となった。
グレゴリアンはその後、計量失敗について「リミットを350グラム超過してしまった。水分補給を怠ったことは謝る」と謝罪しつつも「だが海人は、本当の日本人のファイト・メンタリティーを受け継いでいない!」と試合成立させなかったことに対し批判。今回のインタビューでも再び海人を責め立てた。「この試合のために長い間準備してきた。たった300グラムだ。300グラムなんて、大したことはない。彼はこんな大きなイベント、こんな大きな舞台で戦いたくなかったんだ」と計量ルールをど返ししてでも、試合を行うことが重要だと主張した。

さらにグレゴリアンは3月17日の記者会見に、海人が体調不良で欠席したことも触れ、「彼は怖がっていた。私と戦いたくないなら最初からそう言えばいい」と挑発。「精神的にも肉体的にも、すべてをかけてこのビッグイベントに備えていたのに、こんなことになった。本当にがっかりした」と責任転嫁した。

そして因縁がついた2人の再戦について聞かれるたグレゴリアンは「この試合は海人にとって良いチャンスだったはず。私は彼に再びこのチャンスを与えるつもりはない」と否定した。

対する海人は、グレゴリアンの言葉を受けて自身のXで反応。「世界のトップやと思ってたし。心の底からガッカリや」、「最初から怖くて闘う権利すら得ようともせーへんかったんはお前や。偽物が本物語るな。こいつが世界一になれる事は一生ない。こんなんが正しくあれる格闘技界に夢も希望もない」などと応酬した。また「逃げる事しかせーへんこいつとはもう闘う事はない」とグレゴリアンと同じく対戦の可能性を打ち消した。

果たしてこの二人のトップファイターは、今後、交わることはないのだろうか。その動向に注目だ。

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