前王者のエドワーズが、再起戦でキャリア初の一本負け ブレイディのグランドコントロールに圧倒され、最後はギロチンチョークに沈む

前王者エドワーズに力の差を見せつけたブレイディ photo/Getty Images

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前王者は防戦一方

3月23日に英国のロンドンで開催された『UFCファイトナイト・ロンドン』。そのメインイベントのウェルター級マッチで前王者・同級1位レオン・エドワーズと同級5位ショーン・ブレディが対戦した。

エドワーズは昨年7月に行われた前戦でベラル ・ムハマッドに判定負けし、3度目の王座防衛に失敗。今回はその王座陥落からの再起戦となった。

一方、ブレイディは、通算戦績17勝1敗の猛者。パワフルな打撃に加え、素早い動きからのテイクダウンで極めて勝つ能力に優れている。負けは現王者のムハマッド戦のみで、それ以降は持ち直してケルヴィン・ガステラム、ギルバート・バーンズと立て続けに勝ち、波に乗る。
1Rは互いにスタンドで打撃の攻防が続く。それでも終盤にブレディが組みつきテイクダウンを奪い、印象良くこのラウンドを終える。2Rはブレディのラウンドだった。ゴングが鳴るとすぐに飛び込んでエドワーズからテイクダウンを成功させると、巧みなグランドコントロールで制圧。エドワーズは力を使うも展開を変えることができないまま、凌ぐだけで精一杯だった。

3Rも同様にブレイディが攻め立てる。ブレディのグラウンドコントロールの巧さが目立ち、エドワーズは防戦一方。完全に試合を優勢に進めたブレイディは、4Rに下がるエドワーズを捉えてテイクダウン。最後はギロチンチョークを極め、エドワーズは力無くタップした。

ブレディはこれで3連勝とし、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトも獲得する素晴らしいパフォーマンスだった。エドワーズは王座返り咲きを目指したものの失敗。キャリア初の1本負けを喫してしまった。

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