“アジア王者”カタールの成長は止まったのか 今月にはキルギスにまで敗れ、自力のW杯出場に暗雲

長くカタール代表を引っ張ってきたアフィーフ photo/Getty Images

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現在はグループ4位に沈んでいる

アジアカップ2019、2023と連覇を果たし、2022年は開催国枠としてワールドカップにも出場。カタールサッカー界は前へ進んでいるはずだった。

特にアジアカップ連覇は大きな成果だが、最近はどうにも調子が上がらない。次なる目標はアジア予選を突破しての2026ワールドカップ自力出場だが、カタールは25日にアジア最終予選でキルギスに1-3で敗北。最終予選グループAの5位に沈んでいたキルギスに2勝目を献上することになり、カタールは4位に沈んでいる。

今回のアジア最終予選はグループ1位と2位のチームにワールドカップ出場権が与えられ、3位と4位のチームはプレイオフへ回ることになる。カタールはキルギス戦の敗北により、2位以内には入れなくなった。ひとまず4位以内に入れば敗退は避けられるが、カタールにとって理想的な展開ではないだろう。
カタールは昨年に行われたガルフカップ2024でもグループ0勝に終わっており、前回のワールドカップから成長しているかは微妙なところだ。メンバーもFWアルモエズ・アリ、アクラム・アフィーフを中心にアジアカップ2019を制覇したチームから大きな変化はなく、新世代の台頭による実力アップも感じられない。

2026ワールドカップに出場できないとなれば大失敗だが、カタールは踏ん張れるだろうか。6月にはイラン、ウズベキスタンとの2連戦が予定されており、最悪の場合は連敗もあり得る。4ポイント差の5位キルギスに抜かれる可能性もあり、6月は勝負所となりそうだ。

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