デ・ラ・フエンテ体制でデビューした選手は“23人” 発足2年でスペイン代表に見えてきた新たな黄金期

選手に指示を出すデ・ラ・フエンテ photo/Getty Images

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EURO2024制覇など文句はつけられず

2023年3月25日、スペイン代表はルイス・デ・ラ・フエンテ体制の初陣でノルウェー代表と対戦し、3-0の勝利を収めた。デ・ラ・フエンテ体制の初ゲームからちょうど2年が経過したわけだが、ここまでの2年は大成功と言える。

昨夏にはEURO2024を制し、黒星もたった2つしかない。その2試合はデ・ラ・フエンテ体制2試合目となったEURO2024予選のスコットランド戦(0-2)、昨年3月に行われたコロンビアとの親善試合(0-1)だ。

今月にはネーションズリーグ準々決勝でオランダとの激闘を制し、準決勝に進出。2026ワールドカップ北中米大会でも欧州王者として優勝候補の一角に挙げられる。
デ・ラ・フエンテはアスレティック・ビルバオの指揮官を務めていた時期もあるが、指揮官として世界的ビッグネームというわけではなかった。当初はデ・ラ・フエンテ体制に疑問を感じた人もいたかもしれない。しかし、その疑問はすぐに晴れた。

スペイン『as』はデ・ラ・フエンテが世代別スペイン代表を指揮していた経験を活かし、積極的に若手選手にチャンスを与えたのが大きいと評価する。デ・ラ・フエンテ体制でA代表デビューを飾った選手の数は23人に達する。

その中にはすっかり主力となったバルセロナFWラミン・ヤマルやDFパウ・クバルシをはじめ、ビジャレアルMFアレックス・バエナ、アスレティック・ビルバオMFオイアン・サンセト、バルセロナMFフェルミン・ロペス、マルク・カサド、そして今月にはボーンマスで注目を集めるDFディーン・ハイセンもデビューを果たした。

バルセロナ組を中心に優秀な若手が次々と出てきたこともあるが、デ・ラ・フエンテ体制での2年間でスペイン代表の選手層は一気に厚くなった。

ここまでの2年に文句はつけられず、デ・ラ・フエンテの下でスペインは新たな黄金期を迎えようとしている。

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