ボール保持率78%、12本ものシュートを放つがノーゴール…… 日本代表、次の課題は引かれた相手への“プランB”か

サウジを最後まで崩せなかった日本代表 photo/Getty Images

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状況によっては試合中のフォーメーション変更も必要か

日本代表はW杯アジア最終予選第8節でサウジアラビア代表と対戦したが、最後までゴールを奪うことはできず、スコアレスドローに終わった。

前半の立ち上がりこそチャンスを作った日本だったが、決定機と呼べるのは8分のポストを叩いた前田大然のシュートと81分に鎌田大地のスルーパスに抜け出した伊東純也の左足のシュートくらいだった。

『SofaScore』のデータによると、日本はこの試合で78%のボール保持率を記録し、パスも相手の3倍以上となる715本(サウジアラビアは212本)を記録。シュートも12本を記録したが、枠内シュートは2本のみと主導権を握りながら試合を進めたが、最後までサウジアラビアの守備ブロックを崩せず、決定機を作れなかった。
日本はこの試合でも[3-4-2-1]を採用。攻撃的3バックとして最終予選では猛威を振るっていたフォーメーションではあったが、ミラーゲームのような形になったこの試合では攻撃陣は爆発せず。

W杯アジア最終予選第4節のオーストラリア戦(1-1)でも引かれた守備ブロックを崩すことに苦戦した森保ジャパンだが、レベルの高い相手に引かれ、ブロックを敷かれた時にどう対応するかは今後の課題となりそうだ。

2022年のW杯でスペイン代表とドイツ代表を撃破した日本は対戦相手から研究されることが予想され、本大会でもコンパクトな守備ブロックを敷く相手と対戦する可能性がある。

この試合、森保監督は選手を代えてこう着状態を破ろうとしたが、場合によっては[4-3-3]や[4-2-3-1]、または2トップに変えるなどフォメーションを試合中にいじり、陣形を変えるプランBも必要になってくるだろう。

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