グレイザーに我慢の限界 サポーターズクラブがまた抗議活動か 「ユナイテッド・ユナイテッド・デー」で集結

ユナイテッドのオーナーのグレイザー Photo/Getty Images

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オーナー家に抗議

マンチェスター・ユナイテッドのサポーターグループ「The 1958」が、2005年にユナイテッドのグレイザー家が経営権を握った後、彼らに対抗して離脱して結成された「FCユナイテッド・オブ・マンチェスター」の本拠地で、グレーザー家への大規模な抗議デモを行うようだ。『THE Sun』が報じている。

「ユナイテッド・ユナイテッド・デー」と題されたこのデモは、クラブのサポーターが団結し、オーナー家への怒りを表明する場となる。2005年のグレイザー家によるクラブ買収以来、サポーターはその経営方針に強く反発してきた。「The 1958」は「20年以上にわたり、オーナーはユナイテッドのファンは分裂してきた。『ユナイテッド・ユナイテッド・デー』での抗議は、意思表示だ」と声明を発表。「手頃な価格のサッカー観戦やファン文化、責任あるオーナーシップを求めるための抗議だ」と、デモの目的を明確にした。続けて、以下のようにグレイザー家への怒りを爆発させている。

「敵はグレイザー家だ。グレイザー家は20年間、ユナイテッドを個人的な金のなる木として扱い、10億ポンド(約1,939億円)以上をクラブから奪い取った」
「その結果、クラブは荒廃し、サポーターは高額なチケット代に苦しみ、彼らの支配下にある未来はますます暗いものになっている」

FCユナイテッドも「グレイザー家はユナイテッドを略奪し、ファンを分裂させた。これ以上、許すことはできない」と声明を発表。ユナイテッドを思う人々が一致団結していることを表している。

グレイザー家の負債が10億ポンド(約1,939億円)に達したことで、ファンの抗議活動は今年に入って激化しており、新共同オーナーのジム・ラトクリフ氏は、クラブの資金不足を懸念し、人員削減や慈善活動への資金援助の打ち切りなど、大幅なコスト削減を実施。チケット価格も5%引き上げられ、最も安い試合日の座席は66ポンドとなった。難しい状況が続いているため、サポーターは我慢の限界だ。

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