セビージャ離れてから9ヶ月フリーの時間が続いていたが…… 忘れられかけていたFWがドミニカ代表としてピッチに戻ってきた

無所属が続くマリアーノ photo/Getty Images

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プエルトリコ戦で久々のゴール

昨夏にセビージャを離れてから約9ヶ月。すっかり忘れられた存在となっていたのがFWマリアーノ・ディアスだ。

マリアーノは長らくレアル・マドリードに在籍していたが、レアルではほとんど出番をもらえなかった。2023年にはセビージャへ移籍したものの、契約は1年で終了。昨夏にセビージャを離れてからは無所属の期間が続いているのだ。

そんなマリアーノが再びピッチに立った。その舞台はクラブチームではなく、ドミニカ共和国代表だ。
マリアーノは2013年に代表デビューを果たしていたが、1試合をこなしただけで代表キャリアはストップしていた。本人はスペイン代表でのプレイを望んでいたようだが、今回は12年の時を経てドミニカ代表の招集に応じることになった。

ドミニカは26日に行われたプエルトリコとの親善試合に先発し、期待に応えて1ゴールを記録。チームも2-0の勝利を収めた。今後の代表キャリアがどうなるかは分からないが、ドミニカ代表を指揮するマルセロ・ネベレフは「マリアーノの参戦はチームのモチベーション、技術、戦術面で大きなメリットとなる」と説明していて、ドミニカにとっては貴重すぎる戦力だ。

ドミニカといえば野球の強豪国とのイメージが強いだろう。サッカーの方はワールドカップ本大会に出場したことはなく、FIFAランクも141位と低い。ただ、バルセロナでもプレイしたリーズ・ユナイテッドDFジュニオール・フィルポなど実力者もいる。そこにマリアーノも加わるとなれば面白い。

2026ワールドカップ北中米予選は現在2次予選まで進んでいて、ドミニカはグループEで3位となっている。2次予選は各グループの上位2チームが3次予選へ進出するレギュレーションとなっており、ドミニカはこのままでは敗退だ。残り2試合で勝利できれば可能性が出てくるが、初のワールドカップ出場へ粘れるだろうか。

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