代表で16年間戦い続けてきたオバメヤンはW杯に届くか コートジボワールを猛追するガボン代表の戦い

オバメヤンは2009年から代表でプレイしてきた photo/Getty Images

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目指すW杯初出場

出場枠が9.5枠に拡大した今回も、アフリカの予選は厳しい。2026ワールドカップ・アフリカ予選ではまだまだ波乱が起きそうな気配だが、注目したいチームの1つにガボン代表が挙げられる。

ガボンといえば、ドルトムントなどで活躍してきた現アル・カーディシーヤ所属FWピエール・エメリク・オバメヤンが最大のスターだ。2009年の代表デビュー以降、オバメヤンはガボン代表歴代最多となる33ゴールを挙げてきた。80試合で33ゴールの数字は見事だろう。

ただ、ガボンはまだワールドカップに出場したことがない。オバメヤン1人の力だけではどうにもならない壁があったのだ。
しかし、2026年大会はチャンスだ。ガボンは23日にアフリカ予選でケニア代表と対戦し、オバメヤンの2ゴールで2-1と勝利。これでアフリカ予選3連勝となり、現在グループFで2位につけている。首位のコートジボワール代表とは僅か1ポイント差となっていて、アフリカ予選はグループ首位になればワールドカップへストレートインできる。

次は9月に予選2試合を予定しているが、まず1日にはグループ最下位に沈むセーシェル代表とのゲームだ。セーシェルがここまで2ゴール30失点と崩壊していることを考えると、セーシェルから勝ち点3を獲得するのはそれほど難しくないだろう。そして続く7日にはコートジボワールとの首位攻防戦だ。これに勝てば夢のワールドカップ出場に光が見えてくる。

チームには他にもウォルバーハンプトンなどでプレイしたガラタサライMFマリオ・レミナ、サンテティエンヌなどフランスで結果を残し、2022年からはアメリカのロサンゼルスFCでゴールを量産するFWデニス・ブアンガなど実力者もいる。

オバメヤンは35歳を迎えて全盛期を過ぎたかもしれないが、ガボンとしてはオバメヤン世代で何とかワールドカップへの道を切り開きたいところだろう。

今回のアフリカ予選は各グループ1位がワールドカップ出場権獲得、2位のチームも成績上位4チームはプレイオフへ回れる。ここまで勝ち点15を稼いでいるガボンは、2位チームの中では最高の成績となっている。少なくともプレイオフには進めそうで、今回のガボンは一味違っている。

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