薬物問題がなければバロンドールも狙えた? チェルシーで道を外れたルーマニアの才能が語る後悔「キャリア最悪の行動だった」

チェルシーでプレイしたムトゥ photo/Getty Images

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当時は7カ月の活動停止処分に

パルマでの活躍を経て、2003年にチェルシーへと移籍したルーマニアの実力者を覚えているだろうか。ルーマニアサッカー界にとって特別な才能だったFWアドリアン・ムトゥだ。

ルーマニアを代表する特別な才能の持ち主であることは確かなのだが、ムトゥは私生活の面で問題を抱えた。チェルシーに在籍していた2004年にはコカイン使用の陽性反応が検出される騒ぎとなり、7か月間の活動停止処分も受けた。

英『The Telegraph』によると、ムトゥはあのチェルシー時代が選手として1つのピークにあったと感じているようだ。チェルシーでメンタルさえ安定していれば、バロンドールも狙えたはずと振り返っている。
「チェルシー在籍中にコカインを摂取したことは、キャリア最悪の行動だった。孤独感があったが、他のどんな理由もあの行動を正当化するものではない。薬物に対してチェルシーは厳格だったし、それが正しいと思う。私は間違いを犯し、道から外れた代償を支払うことになった。私生活が乱れている時にチェルシーに加入することになり、当時は若くて孤独だった。当時は世界最高の選手の1人だったし、バロンドールを獲得できたと信じている。しかし間違った行動がそれを妨げることになった」

その後ムトゥはチェルシーから解雇され、僅か1年でチェルシーを去っている。パルマでプレイしていた2002-03シーズンはセリエAで18ゴールを挙げる活躍を見せていただけに、チェルシーでの日々はあまりに残念なものだった。

本人はバロンドールも狙えたと感じているようだが、サッカーにのみ集中していれば世界最高の座を狙える逸材だったか。

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