ファン・ヘッケ、バレバ、三笘薫がキーマン 英紙が好調ブライトンを分析。デ・ゼルビ⇒ヒュルツェラー体制への変化とは

ブライトンの三笘 photo/Getty Images

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直近のプレミアでは5戦負けなし

ロベルト・デ・ゼルビからファビアン・ヒュルツェラー体制へと変化し、さらにその勢いを加速させているブライトン。24-25シーズン終盤の現在、プレミアリーグでは7位につけており、CL出場権を獲得できる4位までわずか2ポイント差としている。

『BBC』ではそんな好調のブライトンを分析。ヒュルツェラー体制となって前体制からどのような変化があったのか、そして三笘薫を含むチームのキーマンを挙げている。

まず同メディアが挙げたヒュルツェラー体制の特徴はより前への意識が強いことだ。デ・ゼルビ体制ではボール支配に重きを置き、自陣に引く相手には疑似カウンターを用いて好機を生み出していた。
一方で現体制ではより素早く前線にボールを送り込むことに重点を置いており、ロングボールやクロスのためにサイドにボールを預けることに積極的である。そのため今季のボール保持時間は昨季の13.44秒から10.47秒に短縮されている。ヒュルツェラー監督はより素早くボールを動かし、激しく相手を攻めたてることを望んでいる。

また、守備でも変化があり、それが[5-4-1]のミドルブロックだ。右サイドのヤンクバ・ミンテがWB化し、最終ラインを助けている。そのため今季のブライトンの守備は非常にコンパクトで、アタッキングサードでのプレッシャー(2位)、プレスシーケンス(2位)、カウンター時のボール奪取(4位)の3部門で好成績を残している。

そして、ヒュルツェラー体制でキーマンとなっている3人がCBのヤン・ポール・ファン・ヘッケ、MFのカルロス・バレバ、左WGの三笘だ。

ファン・ヘッケの強みはビルドアップ能力であり、パス数1773回はリーグ5位、そしてドリブルでのボールキャリーは1試合平均10.34回と素晴らしい数字を記録している。

バレバは運動量豊富にピッチ全体をカバーするボックス・トゥ・ボックスの選手で、1試合平均6.53回のボール奪取をここまで記録している。これはブライトントップの数字であり、彼もファン・ヘッケと同様ドリブルでのキャリーも得意としている。

そして三笘が残した優れた数字はチャンスメイク数だ。33回はブライトントップであり、彼の代名詞であるドリブルの成功数(44回)でも1位となっている。

攻撃面ではより縦に早く、守備面ではよりコンパクトになったブライトン。現在リーグ戦は5戦負けなしと好調を維持しており、来季のCL出場権を獲得することはできるのだろうか。

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