不振から抜け出せないドルトムント クラブ首脳陣はラルフ・ラングニック氏の招聘を検討か

オーストリア代表のラングニック監督 photo/Getty Images

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現在ブンデスリーガで11位

残り8試合となった今シーズンのブンデスリーガではマインツやフライブルクといった中堅クラブが健闘を見せている一方で、ボルシア・ドルトムントの不振もまた際立っている。

セール・ギラシ、パスカル・グロスら即戦力を相次いで獲得したドルトムントだったが、開幕から不安定な戦いぶりが続いて勝ち点を積み上げることができず優勝争いからは早々に脱落。ウインターブレイク後はさらに成績が悪化したため、クラブ首脳陣は2月にヌリ・シャヒン前監督を解任してニコ・コバチ監督を招聘したが、その後もチームの状態は改善していない。ブンデスリーガでは現在11位で、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)や同ヨーロッパリーグ(EL)の出場権獲得は難しい状況になっている。

こうした中、ドイツ紙『Bild』によれば、チームの立て直しに向けてクラブ人事の大幅な刷新が必要であるという認識でハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOはじめクラブ首脳陣の見解は一致していて、そのためラルフ・ラングニック氏をスポーツディレクターとして招聘するプランが検討されているという。
ライプツィヒやマンチェスター・ユナイテッドで監督を務め、現在はオーストリア代表で指揮を執っているラングニック氏は、前線からのハイプレスとボールロスト時にゲーゲンプレスでの即時奪回からのカウンター攻撃を指向する指導者であり、ドルトムントのスタイルとも親和性が高い。

また、ラングニック氏は代表チームの強化方針をめぐってオーストリアサッカー協会の幹部との関係が悪化していて、昨年秋頃にラングニック氏が来年の北中米ワールドカップ本大会までとなっている現在の契約の早期解消を検討していたとも『Bild』は伝えていることから、今後ドルトムントとの交渉が一気に加速する可能性もありそうだ。

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