“16年ぶり”にW杯の舞台へ クリス・ウッドが語るニュージーランド代表への思い「2010年のチームよりも上を目指したい」

ニュージーランド代表の絶対的エースのウッド photo/Getty Images

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2010W杯以来の挑戦

24日にニューカレドニア代表とのオセアニア代表決定戦を3-0で制し、2026ワールドカップ北中米大会の出場権を勝ち取ったニュージーランド代表。

ニュージーランドの中心選手は、やはりノッティンガム・フォレストで好調を維持するFWクリス・ウッドだ。ニュージーランドとしては、ウッド世代でワールドカップ初勝利を掴みたいところだろう。その目標へ向け、まずは第一関門突破だ。

『The New Zealand Herald』によると、ウッドも出場決定を喜んでいる。ニュージーランドにとっては2010年大会以来となるワールドカップ出場だが、ウッドは若手として当時の大会にも出場している。あれから16年の時を経て、再びワールドカップに戻れるのだ。そこには特別な思いがあるのだろう。
「僕たちはこの瞬間に向けて準備してきたんだ。素晴らしいチームになっていると思うし、(W杯で)何か特別なことをするとの信念をもって臨まないといけないよ。2010年のチームよりも上を目指したいんだ。良い時を楽しむためには、悪い時を乗り越えていかないといけない。2010年のW杯出場は良い時かな。ただ、そこからは悪い時期も経験した。でも今は最高の気分だよ」

今大会よりワールドカップは出場枠が増加し、オセアニア枠も0.5から1.5へと拡大。ニュージーランドにとってはかなり有利なレギュレーション変更であり、今後は継続して本大会へ出場できるかもしれない。それでも、ウッドにとっては特別な感覚がある。ニューカレドニア戦後には、チームメイトたちに『楽しもう』と声をかけたと振り返っている。

「選手たちには、この瞬間を楽しもうと伝えた。僕のキャリアにおいて、W杯出場は当たり前ではない。今回でたった2度目だ。出場するのは簡単なことではないよ。確かに今後はもっと楽な道のりになるかもしれないけど、それでも出場が約束されているわけではないからね」

ニュージーランドが目指すはワールドカップ初勝利だが、ウッド世代でそれは実現するのか。ウッドは33歳にして全盛期と言える活躍を見せており、来年のワールドカップでも期待できるはずだ。

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