ムバッペ、デンベレ、バルコラ、オリーセがフランス代表の新ファンタスティックフォーへ? 2026W杯優勝へ形は見えてきている

ネーションズリーグ準々決勝でクロアチアを撃破したフランス photo/Getty Images

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タレント力は世界屈指

ディディエ・デシャン率いるフランス代表は問題をクリアできたのだろうか。

今月行われたネーションズリーグ準々決勝・クロアチア戦では1stレグこそ0-2で落としたが、2ndレグでは2-0とスコアをタイに戻し、PK戦の末に勝ち上がりを決めた。

決して完璧な勝ち上がり方というわけではないが、『ESPN』はクロアチアとの2ndレグで新たな扉を打ち破ることが出来たのではないかと評価しており、来年のワールドカップでも優勝候補の一角であり続けると見ている。
フランスは昨夏のEURO2024で攻撃陣が思うように機能せず、大会後にはデシャン体制の中心だったアントワーヌ・グリーズマンが代表引退を表明。攻撃陣は新たな形を模索していく必要があった。

その答えは見つかりつつある。パリ・サンジェルマンで成長を続けるブラッドリー・バルコラ、突如として得点力が覚醒したウスマン・デンベレ、バイエルンで成長するマイケル・オリーセの3枚には期待できる。オリーセとデンベレは今回のクロアチア戦でもネットを揺らしており、彼ら3人の前にキリアン・ムバッペを配する新攻撃陣を同メディアは高く評価している。この4枚はどのチームにとっても脅威となるだろう。

控えにもユヴェントスへ移籍して調子を上げているランダル・コロ・ムアニ、フランスのネイマールとの呼び声もあるPSGの若き仕掛け屋デジレ・ドゥエとバリエーションは豊富だ。

中盤もレアル・マドリードのエドゥアルド・カマヴィンガ、オーレリアン・チュアメニ、PSGのウォーレン・ザイール・エメリが泥臭い仕事をこなすことができ、マルセイユで調子を上げるアドリエン・ラビオは攻撃面でも違いを生み出せる。

センターバックは元よりタレント揃いで、リヴァプールでフィルジル・ファン・ダイクの相棒を務めるイブラヒマ・コナテ、バイエルンでディフェンスリーダーとなっているダヨ・ウパメカノ、アーセナルDFウィリアム・サリバは現世界最高クラスのセンターバックとの評価を得ている。

そこにサイドバックとセンターバックの両方に対応できるバルセロナDFジュール・クンデ、インテルDFバンジャマン・パヴァールと隙がない。左サイドバックのテオ・エルナンデスは今季批判も浴びているが、経験豊富な実力者ではある。

クロアチア戦の勝利で良い感触を掴めたならば、来年のワールドカップへ期待は膨らむ。若手の成長が何より心強い要素だが、フランスは2018年大会に続いて再び世界の頂点に立つか。

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