初出場の浦和実業はタイブレイクの末4強進出を果たす! 選抜大会は4強が揃う

選抜大会も準決勝まで日程が進む photo/Getty Images

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準決勝は28日 決勝は30日

第97回選抜高校野球大会は26日に準々決勝4試合が行われ、準決勝へ進出する出場校が決まった。

第1試合は咋年覇者の健大高崎(群馬)と花巻東(岩手)の試合。花巻東は初回にいきなり1死2塁のピンチを招くと健大高崎の3番秋山にショートへのタイムリーヒットで先制を許し、この回さらに1点を奪われてしまう。初回で2点を取った健大高崎は3回、4回にも得点を重ね4回まで5−0とリードを広げる。5回の裏、花巻東は1死1塁の場面で9番の佐藤がセンターへのタイムリーツーベースで1点を返し反撃に出るも反撃はここまで、健大高崎が9−1で2年連続のベスト4入りを果たした。なお、プロ注目の右腕・石垣投手は8回から登板し153キロを記録。2008年の平生拓也、2012年の藤浪晋太郎と並ぶ選抜タイ記録をマークした。

第2試合は横浜(神奈川)が西日本短大府(福岡)に5−1で勝利。先発右腕の織田が2回に先制を許すも、5回2死2塁のチャンスで8番江坂がレフトへのタイムリーヒットを打ち同点に追いつく。6回には1死2塁の場面で2番為永がライトへのタイムリーヒットで勝ち越すと、続く3番阿部のタイムリーヒットなどで、さらに2点を追加。この回3点を挙げると、7回にも1点を追加。投げては今大会注目のピッチャーの1人、織田投手が5回1失点で試合をつくると、6回から登板したエースの奥村投手が4回5奪三振無失点と完璧なピッチングで、横浜が優勝した2006年以来19年ぶりに4強に進出した。
第3試合は智弁和歌山(和歌山)と広島商(広島)の試合。初回に3番山下のタイムリースリーベースなどで2点を先制し、2回にも9番黒川のスクイズ、2番奥のヒットで一挙3点を奪いリードを5点に広げた。投げては先発のエース渡辺が8回4安打無失点の快投。智弁和歌山が準優勝した18年以来、7年ぶり4強進出を決めた。

第4試合は浦和実(埼玉)と聖光学院(福島)の試合。浦和実は3回に3番山根のタイムリーヒットなど4連続ヒットを絡めてこの回3点を挙げると5回にも追加点。3点を追う聖光学院は6回に2死2.1塁のチャンスで5番細谷がレフトへスリーランホームランを打ち同点に追いついた。その後は両者無得点のまま延長戦に突入し、タイブレイクで行われる延長戦にて浦和実は延長10回に一挙8点を加える。その裏、変則左腕のエース石戸がしっかり押さえて春夏通じて初出場の浦和実が準決勝に進出した。

準決勝には健大高崎、横浜、智弁和歌山、浦和実が進出。30日に行われる決勝には果たしてどのチームが進出するのか。

準決勝組み合わせ

健大高崎-横浜

智弁和歌山-浦和実

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