スペイン代表デビューを果たした19歳DFハイセンのポテンシャルはとんでもない? プレミアリーグでも絶賛される万能CB

ボーンマスでプレイするハイセン photo/Getty Images

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プレミアのフィジカルバトルにも対応できている

今月行われたUEFAのネーションズリーグ準々決勝のオランダ戦1stレグ、2ndレグの両方に出場し、スペイン代表デビューを飾ったボーンマスDFディーン・ハイセン(19)。2ndレグでは延長を含めた120分間にフル出場しており、早くもスペイン代表監督ルイス・デ・ラ・フエンテの信頼を得たようだ。

今季ボーンマスで見せているパフォーマンスもハイレベルで、プレミアリーグ公式サイトはあらゆる部分でハイレベルなDFだとハイセンを絶賛する。

「プレミアのファンは、外国からやってきた10代の若者がプレミア特有の激しいフィジカルバトルに適応できるのかと疑問に思っただろう。それは普通のことで、ハイセンは細身なセンターバックだ。しかし、ハイセンのフィジカルは弱くない。すでにプレミアでのフィジカルバトルが問題にならないことは証明済みだ。彼はデュエルを恐れず、今季は59.3%の空中戦勝率を誇る。1500分以上プレイしている選手の中では、クリスタル・パレスDFマーク・グエーイ、ブライトンDFヤン・ポール・ファン・ヘッケ(ともに59.1%)の勝率よりも印象的だ」
「ハイセンは足下の技術も高い。今月のオランダ戦2ndレグでもパス成功率は90.4%を記録していたが、こうした技術も驚くことではない。ハイセンはスペインで育っており、当時のスペインはシャビやイニエスタが活躍していた時代だ。スペインの育成はポゼッションに重点を置いたものだったと予想できる。だから彼がデ・ラ・フエンテの要求に応えられている現状も、特に驚くべきことではないのだ」

今のスペイン代表はバルセロナのイニゴ・マルティネス、パウ・クバルシ、アトレティコ・マドリードのロビン・ル・ノルマンといったタレントがいるため、ハイセンがレギュラーを掴めるかは分からない。レアル・マドリードでブレイクするラウール・アセンシオもいるのだ。

しかし、ハイセンがこのまま成長を続けてビッグクラブでもプレイする段階になれば、スペイン代表の最終ラインを束ねる存在となるかもしれない。それだけのポテンシャルはあるはずで、すでに19歳とは思えぬ完成度を誇っている。

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