現実味を増すバイエルンMFトーマス・ミュラーの引退 2度にわたる話し合いでも契約延長に至らず

バイエルンのトーマス・ミュラー photo/Getty Images

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現行契約は6月末で満了

バイエルン・ミュンヘンの元ドイツ代表MFトーマス・ミュラーの去就に注目が集まっている。現在のクラブとの契約は6月末で満了となるが、現時点でも契約延長についての発表はない。

ミュラーは10歳でバイエルンの下部組織に入団して以来同クラブ一筋のサッカー人生を歩み、UEFAチャンピオンズリーグ優勝2回、ブンデスリーガ11連覇にも貢献。クラブ史に名を残すレジェンドの一人であることに疑いの余地はない。

しかし、ジャマル・ムシアラら若手の台頭が著しい今シーズンは先発を外れることが多くなり、絶対的な主軸だった数年前と比べて明らかにチーム内での序列は低下している。これまでのキャリアと35歳という現在の年齢から出場機会を求めて他のクラブに移籍する可能性は低く、このままベンチメンバーという立場を受け入れて契約を延長するか、もしくは現役引退を決断するかの二択であると見られている。
こうした中、ドイツ紙『Bild』によれば、ミュラーとクラブ首脳陣は3月の代表ウィーク中に今後について2回にわたって話し合いを行っていたという。最初はマックス・エバール取締役とクリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)、2回目の話し合いにはヤン・クリスティアンCEOが参加してミュラーの将来について協議したが、双方が納得できる結論には至らなかったと同紙は伝えている。

バイエルン側は今後もミュラーとの話し合いを続け、近日中に同選手の去就に関して正式発表を行う方針のようだ。今シーズンも残り少なくなる中、果たしてミュラーはどのような決断を下すのだろうか。

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