怪我さえなければトゥヘル・イングランドの中心に? R・ジェイムズは右サイドバック1番手になれる「代表の中心に据えたいのだろう」

右SBのジェイムズ(左)、左SBのスケリー(右)の組み合わせは魅力的だ photo/Getty Images

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問題はコンディションだけだ

今月より始動したトーマス・トゥヘル率いるイングランド代表。ここから色々なシステムや選手起用が試されていくことだろうが、気になるポジションの1つが右サイドバックだ。

トゥヘルは今月の代表戦でベテラン選手も積極的に招集していて、今季パフォーマンス低下が叫ばれてきたミランDFカイル・ウォーカーも招集。34歳を迎えているものの、ウォーカーがミランで調子を取り戻すならば貴重な戦力になる。

攻撃で違いを生み出せるリヴァプールDFトレント・アレクサンダー・アーノルドも候補者となるだろうが、英『BBC』のチーフを務めるフィル・マクナルティ記者はトゥヘルの心は決まっているのではないかと見ている。
トゥヘルが1番手に据えたいのは、チェルシーのリース・ジェイムズだ。ジェイムズは今月の2026ワールドカップ欧州予選・第2節のラトビア戦で先発を任され、前半に先制ゴールも奪っている。チェルシーでは中盤で起用されるケースもあるが、やはりサイドバックが本職の選手だろう。

同記者はトゥヘルがジェイムズに代表のリーダーになることを求めていると主張しており、あとの問題は怪我続きなコンディション部分だけだ。

「トゥヘルはジェイムズを代表の中心に据えたいのだろう。トップレベルで戦えるフィジカルがあり、テクニックも悪くない。ラトビア戦でも序盤のタックルで相手を驚かせたし、フリーキックでも自分の実力を示した。ジェイムズがコンディションを維持できるなら、トゥヘルは来年のW杯制覇を目指すうえで彼を中心に据える可能性が高いと思う」

トゥヘルはチェルシーを指揮していた期間があり、ジェイムズの特長は頭に入っているはず。問題は怪我のみだが、ジェイムズは2026ワールドカップへ右サイドバック1番手の座を掴めるか。

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