アルゼンチンに完敗のブラジル 英雄リバウドはヴィニシウスに奮起促す「もっとやらないと」

ブラジル代表でのヴィニシウス photo/Getty Images

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1-4で敗戦

25日(現地時間)、ブラジル代表は北中米ワールドカップ南米予選でアルゼンチン代表と対戦し、1-4で敗れた。1試合4失点はブラジルの南米予選での史上最多失点数であり、現世界王者のアルゼンチンに力の差を見せつけられた。

この敗戦について、元ブラジル代表でバルセロナでも活躍したリバウド氏も怒りと悲しみを覚えているようだ。自身の個人スポンサーである『Betfair』のイベントに参加したリバウド氏は、現地メディアの取材に応じた際にブラジルについて語り、特にヴィニシウス・ジュニオールの名前を挙げて一層の奮起を要求した。

「ヴィニ(ヴィニシウスの愛称)が代表戦に何試合出場しているか知らないけど、彼はこれまで6ゴールしか決めていない。もっとやらないといけない。彼はハフィーニャのようにブラジルの基準となるべき選手なんだ」(ドイツ紙『Sport Bild』より)
さらにリバウド氏は、自身の経験をもとにブラジル代表はバルセロナやレアル・マドリードといったビッグクラブ以上に活躍するのが難しいチームであると指摘する。

「私もバルセロナで活躍し、『これならセレソン(ブラジル代表の愛称)でも良いプレイができるだろう』と考えたことがあった。しかし、その時の私は厳しい批判に晒された。私が自分の考えを改め、バルセロナでやっていることは十分ではなかったと理解するまで批判は続いた。セレソンではより多くのエネルギーを注ぐ必要がある。プレッシャーが極めて大きいからね。あのユニフォームは難しいんだ。サポーターもメディアも、それぞれ独自の意見を持っている」

ドリバウ・ジュニオール監督が解任されるなど、ブラジル国内ではこの歴史的大敗の余波は今も続いている。ヴィニシウスをはじめ出場した各選手への批判は当分止みそうにない。

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