川崎F、“多摩川クラシコ”で3発快勝も長谷部監督は攻撃の部分で満足せず 「練習したことが出せなかった」

川崎フロンターレの長谷部監督 photo/Getty Images

続きを見る

後半にゴールショー

2025明治安田J1リーグ第7節FC東京と川崎フロンターレの「多摩川クラシコ」が味の素スタジアムで行われた。

45回目となる今回の多摩川クラシコは後半に大きく試合が動いた。55分、ストライカーの山田新のゴールで川崎が先制すると、72分には途中出場の伊藤達哉が鮮やかなボレーシュートでJ1初ゴールをマーク。さらに83分には脇坂泰斗の持ち出しから最後はエリソンがトドメとなる3点目を決め、勝負あり。

後半に3ゴールを決め、川崎が3-0の大勝を飾った。指揮官の長谷部茂利は試合後、「後半点を取れた形もそうですし、いくつかいいトライをしてゴールまで迫ったが、その辺が点差に繋がったかなと。後半に関してはフロンターレの方が良かったかなと思います」と語りながらも、「前半は想定内だったけど、もう少しボールを早くとりたかったし、攻撃面ももう少し練習したことが出せたらなという感じだったが、あまりできなかった」と試合の入りの部分を反省。
また「押し込む時間帯や自分たちが相手コートでプレイする時間が長ければ、攻守の切り替えも含めて自分たちの形が出せたんじゃないかなと思います」とも語っており、もう少しボールを握りながら試合を進めたかったことを明らかにしている。

今シーズンよりスタートした長谷部新体制の川崎は現在3勝2分1敗で1試合少ないながらも4位。ゴール数は「10」と鹿島(13ゴール)、C大阪(11ゴール)に次ぐ記録であり、失点数の「3」も岡山と並んでリーグ最小失点と新生川崎はいい形でスタートダッシュを飾っていると言えるだろう。

4月はACLE準々決勝も合わせると7試合とハードスケジュールを送る川崎だが、多摩川クラシコの大勝で勢いに乗るチームはどこまで勝ち点を積み重ねることができるだろうか。


記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.303 躍動するサムライ18

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:国内サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ