男子20キロ競歩、東京五輪銀メダリストの池田向希がCASにドーピング違反の不服申し立て 2月にAIUから4年間の資格停止処分を受ける

静岡県浜松市出身、26歳の池田 photo/Getty Images

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ドーピングを全否定

陸上男子20キロ競歩の池田向希が、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行った。

池田は同種目で21年東京五輪と22年世界選手権で銀メダルを獲得した日本を代表する選手。2023年に、血液検査でヘモグロビン等の数値に基準以上の変化が見られたため、世界陸連の独立不正監視機関インテグリティー・ユニット(AIU)からドーピング違反として、2025年2月14日に4年間の資格停止処分を発表していた。

池田は、当初からドーピング使用を否定。以前、所属先を通し「私は絶対にドーピングをしていませんので、今回の裁定は全く納得がいきません。あらぬ疑いをかけられ、全くもって理解し難い状況です。裁定が出た本日まで、今後の大会の出場を諦めずに練習に取り組んでいました。このまま身に覚えのないことで処分を課されるのは、極めて不条理と思わずにいられません」とコメントを発表していた。
今回の異議に対しては「本件がメディアに取り上げられた後に、多くの方から激励のことばをいただきました。私の潔白を信じて、そのようなことばをかけていただいた方にお礼申し上げます。正式な裁定書面を受領したあとに、多くの関係者の方に相談した結果、1日も早く競技を再開し、名誉を回復するために必要なことであると考え、不服の申し立てを行うことにしました。今後ともご理解とご支援をいただければ幸いです」と声明で理由を明かした。

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