アザールでもマネでもない!? 《プレミア史上最高の左ウイング》はリーグを13回制したマンUの伝説 「驚異的なスピードやトリックの才能があったわけではないが……」

マンUのレジェンドであるギグス photo/Getty Images

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ユナイテッドでは963試合に出場

プレミアリーグはこれまで数々の偉大なウインガーを輩出してきた。驚異的なスピードを武器にする選手や類まれなるドリブルスキルを持つ選手などスタイルは様々。また現代サッカーでは利き足とは逆のサイドに配置するなど、時代が進むにつれ変化が起こったが、その時代を彩るウインガーが常にいた。

そんななか、英『GIVEMESPORT』は「プレミアリーグ史上最高の左ウイング TOP10」を作成。ゴールやアシストの数やタイトルなどの実績だけではなく、プレミアリーグでどれだけプレイしたかや与えた影響などを考慮し作られたこのランキング。全盛期はリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドにも劣らぬ存在感を見せたエデン・アザールやクロップ・リヴァプールで世界を席巻したサディオ・マネらが選ばれたが、同メディアが1位に選んだのはライアン・ギグスだ。

マンチェスター・ユナイテッドの黄金期を支え、実に23シーズンにも渡ってクラブに貢献し続けたギグスはクラブにとっては伝説の1人だ。ユナイテッド一筋のそのキャリアで数々のタイトルを獲得し、プレミアリーグでの優勝はなんと13回と驚異的だ。クラブの公式戦歴代最多記録となる963試合出場に出場し、168ゴール266アシストを記録したギグスについて同メディアは次のように評価した。
「1位はライアン・ギグス以外にありえないだろう?ウェールズ出身のギグスは、驚異的な23年間のキャリアのすべてをマンチェスター・ユナイテッドで過ごし、プレミアリーグ優勝13回という驚異的な記録を残した。彼はプレミアリーグ史上最も偉大な選手の一人だ」

「ギグスは、驚異的なスピードやトリックの才能があったわけではないが、優れたボールコントロールと俊敏性を備えており、方向転換しながらドリブルでディフェンダーをかわすことができた。また並外れたスタミナも持ち合わせており、試合の終盤でもハイテンポでプレイをすることができた。ギグスのプレミアリーグでの108ゴール168アシストは驚異的だが、彼の伝説的なキャリアをさらに偉大にしているのは、長年活躍し続けたことにある」

残した数字やタイトル数だけではなく、引退するまで最前線で走り続けた一貫性もギグスの凄みの1つ。毎年のようにプレミアリーグにはスターがやってくるが、ギグスは今後も語り継がれるべき選手の1人であり、この選出に文句がない人も多いかもしれない。

同メディアが選んだTOP10は次のようになった。

1位:ライアン・ギグス
2位:エデン・アザール
3位:ロベール・ピレス
4位:サディオ・マネ
5位:ラヒーム・スターリング
6位:ソン・フンミン
7位:ガレス・ベイル
8位:ダヴィド・ジノラ
9位:マルク・オーフェルマルス
10位:レロイ・サネ


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