途中出場の20歳オライリーが流れを変える圧巻2アシスト! 後半息を吹き返したシティが逆転でボーンマスを下しFAカップ準決勝へ

逆転勝利を飾ったシティ photo/Getty Images

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後半はシティが流れを掴む

日本時間の31日、FAカップ準々決勝でボーンマスとマンチェスター・シティが激突した。

ボーンマスは、ジャスティン・クライファートやアントワーヌ・セメンヨらいつものメンバーがスタメンに名を連ねる中、成長著しく、スペイン代表デビューも飾ったDFディーン・ハイセンやと左SBとして躍動するミロシュ・ケルケズは出場停止でメンバー外に。

一方のシティはアーリング・ハーランドやデ・ブライネらがスタメンに。スタメン出場が期待されたジャック・グリーリッシュはベンチスタートとなった。
序盤から攻勢に出るのはボーンマス。ハイプレスをかけ、シティのビルドアップミスを誘い、主導権を握りにかかる。しかし、11分ベルナルド・シウバのキックがタイラー・アダムスの手に当たり、シティがPKを獲得。ハーランドがキッカーを務めるも、これはGKケパがビッグセーブを見せ、チームの危機を救った。

15分、相手のクリアミスからハーランドにGKと一対一の決定機が訪れるが、これは枠に飛ばすことができず。18分にはボーンマスにチャンスが。セメンヨが持ち前の推進力からシュートを放つが、浮いてしまう。

すると、20分右サイドからのクロスをファーに走り込んだクライファートがシュート。最後はエヴァニウソンが押し込み、攻勢に出ていたボーンマスが先制に成功する。

アグレッシブな動きを見せるボーンマス優勢で試合が進む中、シティはイマイチ攻撃の形を作れない形が続く。デ・ブライネとフォーデンが2シャドーのような形を取るため、ワイドで仕掛ける選手がおらず、ボーンマスにとっては守りやすい試合展開に。

前半はいい入りを見せたボーンマスが1点リードで折り返す。

シティは後半、クサノフに代えてニコ・オライリーを投入。オライリーを左SBにおきグヴァルディオルをCBへ移動させた。一方のボーンマスはメンバー交代なしで後半を迎える。

すると、48分中盤でデ・ブライネがボールを収めると、左サイドを上がってきたオライリーへ。オライリーが中へ折り返し、最後はハーランド。後半開始早々にシティが同点に追いついた。

56分、ボーンマスは動く。ソレルとブルックスに代えてヒルとワッタラを投入する。そんななかシティにアクシデント。ハーランドが負傷でプレイ続行不可となり、マルムシュをピッチに送り込む。

すると62分相手のクリアミスを拾ったオライリーがマルムシュへパスを送ると、最後は冷静に流し込みシティが逆転。またしてもオライリーが得点に絡んだ。

勢いに乗るシティは63分エデルソンのロングキックに抜け出したヌネスのクロスにマルムシュがヘディングで合わせるが、これはセネシがギリギリでクリア。ボーンマスは耐える時間が続く。シティは67分、フォーデンに代えてグリーリッシュを投入する。

1点を追いかけるボーンマスは72分に2枚替え。スコットとスミスを投入し、攻勢を強める。

81分グリーリッシュのドリブルからギュンドアンがシュートを放つが、これは惜しくもポストに阻まれる。シティは82分にギュンドアンとコバチッチに代えてマカティー、ニコ・ゴンザレスを投入する。

後半はなかなか攻撃の形を作れないボーンマス。一方のシティは時間を使いながら試合を進めていく。

1点が必要なボーンマスは猛攻仕掛けるも最後まで点を取ることはできず。後半息を吹き返したシティが逆転でFAカップ準決勝進出を決めた。

ボーンマス 1 - 2 マンチェスター・シティ

ボーンマス得点者
エヴァニウソン(21分)

マンチェスター・シティ得点者
アーリング・ハーランド(49分)、オマル・マルムシュ(63分)


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