“スケープゴートにされている”ロバートソン、「ある意味、嬉しいことだ」と反論「批判したいならそれでいい」

今季は衰えを指摘されるロバートソン Photo/Getty Images

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衰えも指摘されているが

インターナショナルウィークが明け各国リーグが再開しているが、イングランドではリヴァプールとエヴァートンのマージーサイドダービーが控えている。現在2位アーセナルに12ポイント差をつけて首位独走中のリヴァプールだが、公式戦ではここ2試合を連敗。なんとかこのダービーを制し、優勝に向け弾みをつけたいところだ。

そんななか、左サイドバックのアンドリュー・ロバートソンが『Walk On』誌のインタビューで口を開いた。今季、ロバートソンはパフォーマンスの衰えが指摘され、批判を浴びることもしばしばだった。

「今季、僕についていろいろなことが言われていると思う。それは僕がここで過ごした時間のなかで経験したことのないことかもしれない。ある意味、嬉しいことだ。7年間目立たない存在だったけど、今季は僕にもっとスポットライトが当たっていると思う。そういうのもサッカーの一部なんだよ」
「事実、僕は8年間リヴァプールの左サイドバックとして先発してきた。そのことをとても誇りに思っている。世界中からどんな選手でも獲得できる規模のクラブで、それをするのは簡単ではないよ。僕はまだ左サイドバックのスターティングメンバーでありたいが、それを受け入れなければならない。もし人々が僕を批判したいなら、それでいい」

ロバートソンは今季、自分がスケープゴートにされている部分があると語った。しかしそれは自分にスポットライトが当たっているということでもあり、批判したいならそれでかまわないと泰然たる気持ちを表した。

「サッカー界では、人々がスケープゴートを探そうとする傾向が少しあると思う。もしかしたら今度は自分の番かもしれない。でももし僕の番だとしたら、他の選手からスポットライトが奪われることになる。選手たちにはこれまでも同じようなことが起きているのを見てきたし、将来的にもまた同じことが起こるだろう。僕はただひたすら頭を下げて、懸命に努力を続けなければならない」

「時にはミスをひとつするとみんながそれに飛びついて、彼らが間違っていることを証明しなければならなくなる時がある。フラム戦で退場になった時のように、特定の状況で自分らしくないミスを何度か犯した。あれは僕らしくないが、人々はそこにはないかもしれないもっと大きな問題を探しているんだ」

ロバートソンは走力が売りの選手だが、今季31歳となり衰えつつあると感じる人は多かったようだ。移籍市場に目を向ければボーンマスの若き左SBミロシュ・ケルケズ獲得の噂が立っており、もちろんロバートソンの耳にも入っていることだろう。このスコットランド代表は逆境を跳ね除けることができるか、残りのシーズンの闘いぶりに注目だ。



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