ミュラーが17年在籍したバイエルンを退団へ チーム側は新契約提示なしも別の役割で留めたい意向

バイエルンのミュラー Photo/Getty Images

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ワンクラブマン

バイエルン・ミュンヘンの象徴的存在であるトーマス・ミュラーが、今シーズン限りでクラブを去ることになるようだ。『BILD』など複数のドイツメディアが報じている。

10歳でバイエルンの下部組織に入団したミュラーは、これまで公式戦742試合に出場し247ゴール273アシストを記録。歴代得点ランキングでは3位にランクインしている。今季は862分の出場で5ゴール5アシストといぶし銀の活躍を見せている。2008年のデビュー以来、12回のブンデスリーガタイトルや2回のチャンピオンズリーグ、6回のDFBポカール、2回のクラブW杯、さらにはドイツ代表としてのワールドカップ優勝を含む数々の栄光を手にしている。

現在35歳のミュラーは、バイエルンで17年間にわたりプレイしてきたが、現行の契約は2025年6月30日までとなっている。しかし、クラブは契約を更新しない方針を決定したという。ミュラー自身はもう1年プレイを希望していたものの、クラブの判断が優先された形だ。バイエルン側は、ミュラーをクラブ内の別の役職で引き留めたい意向を示している。しかし、ピッチ上でのキャリアを続けたいミュラーがどのような決断を下すのかは不透明だ。
バイエルン一筋のレジェンドが、ついにユニフォームを脱ぐ時が来るのか。ドイツ王者を支え続けた男の去就に、ファンの注目が集まっている。

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