4発快勝で9連勝のバルサ　2ゴールのレヴァンドフスキにフリック監督「彼は特別だ」

2025年03月31日(月) 13時29分配信

バルサを率いるハンジ・フリック監督 photo/Getty Images

2025年に入って無敗

バルセロナは現地時間30日に行われたラ・リーガ第29節にてジローナと対戦した。

代表戦明け直後の27日に延期分だったオサスナとのリーグ戦で3−0で勝利したバルセロナ。中2日と過密日程の中で行われたこのジローナとの試合は、ホームのバルセロナが前半から立て続けに攻撃に出る展開。43分にペナルティエリア右角付近でフェルミン・ロペスが倒されFKを獲得。これをラミン・ヤマルが左足で低弾道のボールを蹴り込むと、これがジローナのDFラディスラフ・クレイチに当たってゴールに吸い込まれバルセロナが先制。オウンゴールとなったがバルセロナが1点をリードして前半を終える。

後半に入ると53分、自陣でのビルドアップで縦パスを引っかけられると、デイリー・ブリントのスルーパスで抜け出したアルノー・ダンジュマが右足で決めて同点。ジローナが一瞬の隙を突き試合を振り出しに戻す。

しかし61分、左サイドを突破したガビのクロスをファーでフェルミンが頭で折り返し、ゴール前に飛び込んだロベルト・レヴァンドフスキの体をうまく倒しながら左足で相手GKの股下を射抜くシュートがゴールネットを揺らし追加点。技ありゴールでバルセロナが再びリードする。

77分にはフレンキー・デ・ヨングが巧みなターンで相手を振り切り前進。ペナルティエリア左でラストパスを受けたレヴァンドフスキが右足で決めて3点目。今季25ゴール目のゴールでリードを2点に広げると、86分にはフェラン・トーレスが決めて4点目。試合は4−1でバルセロナが快勝し、9連勝で首位の座をキープした。

試合後フリック監督はこの試合2得点のレヴァンドフスキを絶賛。「彼はとても重要で決定的な選手だ。個々の選手について話すのは好きではないが、彼は特別だ。彼はピチーチ（得点王）になりたがっているが、重要なのはチームだ。彼はチームメイトを助けることにも集中している。私にとってはチームがすべてだし、みんながその方向に向かっているという実感がある。でも、フェラン・トーレスのこともとても嬉しい。私たちはよくやったと思う」と試合を振り返り、得点ランキングトップに立つFWの活躍に触れ、同時に追加点を挙げたフェラン・トーレスも称賛した。

バルセロナは2025年に入って未だ負けなし。公式戦は17勝3分で現在欧州5大リーグの中で唯一無敗のチームとなっている。ラ・リーガでは現在勝ち点66ポイントで2位のレアル・マドリードとは3ポイント差、次いでアトレティコ・マドリードが勝ち点57で3位と混戦しており、また得点ランキングでは25ゴールのレヴァンドフスキがトップで2位にレアル・マドリードのキリアン・ムバッペが22ゴールで2位とチームそして個人成績でも見所が多いリーグとなっている。

リーグ9連勝で首位をキープしたバルセロナは、現地時間4月2日にアトレティコ・マドリードとのコパ・デル・レイ準決勝2ndレグに臨む。