「最高のDFを前にしても怯むことはない」 シェシュコよりもギェケレシュがアーセナルにマッチしている理由

スポルティングのギェケレシュ photo/Getty Images

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争奪戦はすでに始まっている

CFとして継続的に起用されていたカイ・ハフェルツが負傷したことで、終盤戦では失速気味なアーセナル。MFのミケル・メリーノを最前線で起用する手は打っているものの、やはり本職との差は如実に出ている。

アーセナルのCFは以前から補強ポジションであり、冬の移籍市場ではアストン・ヴィラのオリー・ワトキンスやウルブズのマテウス・クーニャ獲得に動いていたようだが、最終的に実現することはなかった。

『talkSPORT』ではアーセナルにマッチするストライカーは誰なのか議論しており、その中で記者であるアンディ・ブラッセル氏はスポルティングCP所属のヴィクトル・ギェケレシュがミケル・アルテタのサッカーに最も適した選手だと主張している。
「人々はギェケレシュの最初のシーズン(43ゴール15アシスト)を見て、それが今後も継続できるのか疑問に思ったはずだ」

「今季の彼はその意見を覆すかのように、誰にも負けない活躍を披露した。CLでのマンチェスター・シティ戦でのハットトリックはその1つといえる」

「彼はルベン・アモリムから素晴らしい指導を受け、その後もジョアン・ペレイラとルイ・ボルジェスのもとでその道を歩み続けている」

「彼はCFに求められているすべてを備えている。スピード、強さがあり、体格も良い。ビッグマッチでは怖気づくことなく、チャンスを作り、ゴールを決めることができる」

「(ベンヤミン・)シェシュコも素晴らしい選手だが、ギェケレシュには確かな技術力がある。シェシュコよりも攻撃的で、純粋なスコアラーだ」

「責任感があり、重要な試合でゴールを決め、最高のDFを前にしても怯むことはない。ギェケレシュは素晴らしい選手だ」

ギェケレシュ本人はプレミアリーグ行きを希望しており、アーセナルもその候補の1つに入っているだろう。恩師であるアモリム監督率いるマンチェスター・ユナイテッドも獲得を目指しているようだが、ギェケレシュはCLでのプレイを希望しており、今季のユナイテッドはその望みを叶えられそうにない。ギェケレシュの契約解除金は1億ユーロとされているが、減額される可能性は高く、彼がアーセナルを悩ませるストライカー問題を解決する選手となるのだろうか。

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