最終予選最初の敗退国となった北朝鮮 今予選未勝利に中国メディア「中国よりも状況が悪い」

最終予選敗退が決まった北朝鮮代表 photo/Getty Images

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グループAで最下位に沈む

第8節までが終了したワールドカップ北中米大会アジア最終予選。この3月シリーズでは日本が早々にワールドカップ出場を決めて、次いでイランが突破。韓国やウズベキスタンは本大会出場こそは決まらなかったが、出場に王手をかけている。6月の予選を前にしておおよそ出場が濃厚な国、プレイオフ進出が濃厚な国と固まってきたように見える。

一方で既に敗退が決定した国もある。現在グループAの最下位に沈む北朝鮮だ。北朝鮮は現在 2分6敗の勝ち点2、得失点差−9で、今回の3月の試合ではカタール、UAEとの試合で2連敗。現在2位のウズベキスタンとは勝ち点差17ポイント、プレイオフ進出ラインの4位カタールとの勝ち点差は8ポイントで、残り2試合での逆転は不可能となり唯一予選敗退が決定した。

今回の予選で1勝もしていない北朝鮮代表に、中国メディア『狐捜』は「北朝鮮は後半98分に失点してワールドカップ進出に完全に失敗、中国サッカーより酷い」と見出しを打ち、第7節のUAE代表との試合で終盤に失点して1−2で敗れたことについて触れ、「北朝鮮サッカーチームは8試合で2分6敗だった。大会は残り2ラウンドとなったが、北朝鮮は早々に敗退した。彼らはまた、ワールドカップのアジア予選から敗退した最初のチームでもあった。中国代表よりもさらに酷い!」と報じた。
北朝鮮は2次予選では日本と同組のグループBに所属。最終予選出場は堅いと思われた日本を除く残りの1枠をシリアと争う形となり、結果的に北朝鮮がシリアを抜いて最終予選へと進出した。最終予選ではイランやウズベキスタン、カタールといった国と同組になり、アジアの強豪相手に為す術が無かったようだ。

ちなみにこの記事を韓国の『Star News』が引用した形で紹介。その上で、現在グループC、2勝6敗の最下位にいる中国について「北朝鮮と違って少なくともワールドカップ本大会進出の希望がある。これから中国はインドネシア、バーレーンと対決するが、この二つの試合を全て勝利で飾れば4位に上がる可能性がある。しかし中国のワールドカップ進出も奇跡に近い。ここまでの中国の戦力を考えるととても大変なことだ」と展開を示した。

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