ヤンキース打線、猛打爆発ならず2連敗 “魚雷バット”に絶大な信頼を置くボルピーは、9回に3ランで5戦4発 

開幕から絶好調、メジャー3年目のボルピー photo/Getty Images

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反撃も及ばず

話題の”魚雷バット”を使用する選手が複数いるニューヨーク・ヤンキースが日本時間3日、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に臨んだ。

ヤンキース打線はここまで開幕から4試合18発のメジャー記録を打ち立てるなど、打線が絶好調だった。しかし前日の試合ではあと一打が出ず惜敗し、この日も打線は終盤に至るまで沈黙した。

この日、ヤンキースの先発を任されたのはカルロス・ロドン。初回に先制2ランを浴び、2回にもタイムリーで2失点と、6回まで3安打に抑えつつも先発の役目を十分には果たせず降板。ただ中盤でスコアは0-4。これまでのヤンキース打線の調子の良さを期待すれば、簡単に逆転可能かと思われたが、Dバックスの先発ザック・ガレンに7回途中までわずか3安打に抑え込まれてしまった。
それでもヤンキースは9回に一矢報いる。魚雷バットを使用するコディ・ベリンジャーと、従来バットのままのアーロン・ジャッジの連打でようやくチャンスを作ると、1死一、三塁となってアンソニー・ボルピーが、4番手のA・J・パックから外寄りのストレートを捉え、右翼スタンドへ4号3ランを放った。

そのボルピーも魚雷バットに関して「理に適っている」と信頼を置く選手。メジャー1年目の2023年は21本塁打を記録し、翌年は12本に終わったが、今季はこの3ランで5戦4発と絶好調を維持している。

魚雷バットの開発者の元物理学教授アーロン・リーンハート氏は、ヤンキース打線の好調の要因については、バットよりも選手の努力や実力による影響が大きいことを強調しているものの、”鬼に金棒”でより効果が発揮される可能性もなくはない。今後もヤンキース打線やボルピーがどこまで打撃成績を伸ばすか、その活躍に注目だ。

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