ケイラ・ハリソンのUFCタイトルに初挑戦が決定 女子柔道五輪金メダリストの鍛え上げた肉体で締め上げる寝技を武器に19戦18勝

計量で盛り上がった肉体を誇示するハリソン photo/Getty Images

18勝のうち6つのTKOと7つの一本勝ち

ロンドン、リオデジャネイロ五輪の柔道女子78kg級金メダリストで、現在は総合格闘家として活躍するケイラ・ハリソンが、UFCのタイトルに初挑戦することがわかった。

ハリソンは、2018年6月にPFLでプロ総合格闘技デビューを果たすと、2021年のPFL女子ライト級トーナメントを制覇。2024年4月に「UFC 300」でUFC初参戦を果たし、元女子バンタム級王者のホリー・ホルムに対し2R一本勝ちを収めた。そして同年10月には、ケトレン・ヴィエラに判定勝利。ここまでUFCでは2連勝、MMAのキャリアを通じての戦績は19戦18勝(6KO・7一本)1敗と素晴らしい成績を残している。

そんなハリソンが、日本時間6月9日に米・ニュージャージー州で開催される「UFC 316」で、女子バンタム級タイトルマッチとして王者ジュリアナ・ペーニャに挑戦する。

ペーニャは戦績12勝(3KO・5一本)5敗で、2021年12月にアマンダ・ヌネスと対戦し2R一本勝ちを収めて王座戴冠を果たすも、2022年7月のリマッチで判定負け。それでも2024年10月の「UFC 307」で当時の王者ラケル・ペニントンに判定勝利し、再び王座に返り咲いた。

ハリソンは先日、自身のインスタグラムを更新し、ベルトは自分の物と投稿し王者を挑発。それを受けてペーニャも「時が来た。全力で戦う」と望んでいた対戦であることを示唆した。

ハリソンとペーニャはこれまで互いに寝技を武器に勝ち上がってきたファイター。ただ王者はこれまでUFCで10戦を戦った経験を持ち、劣勢でも決して諦めない不屈の闘志で2度もベルトを獲得した猛者。同団体で3戦目とペーニャに比べてUFCでの経験が浅いハリソンは彼女をどう攻略するのか、その戦いに注目だ。

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