かつてはレアル、バルサを追う“スペイン3番手”だったのに…… 15位に沈むバレンシアの寂しき現状「そのポジションは今アトレティコのもの」

今季も苦しい戦いが続くバレンシア photo/Getty Images

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近年は残留争いに巻き込まれることも

ラ・リーガ29試合を消化した時点で勝ち点31の15位と、バレンシアは厳しい戦いを続けている。

バレンシアといえば、2001-02、2003-04シーズンにはリーガを制するなど、スペインを代表するクラブの1つだった。しかし近年は残留争いに巻き込まれることもあり、今季もかなり低空飛行だ。

現状を嘆くのは、2008年から4年間バレンシアでプレイしたオランダ人MFヘドヴィヘス・マドゥーロだ。マドゥーロが在籍していた頃は2009-10シーズンから3シーズン続けて3位でフィニッシュするなど欧州カップ戦の常連でもあったのだが、もう遠い過去の話となってしまった。
「私は今でもバレンシアを愛している。アヤックスとバレンシアをね。メスタージャはまさに神殿だ。そこではバルセロナやレアルにだって勝ったことがあるし、スタジアムとサポーターの雰囲気も素晴らしかった。だからクラブの現状を見るのは辛いね。私がプレイしていた頃は、バレンシアはスペインで3番目のクラブだった。そのポジションは今アトレティコのものだ。今季のバレンシアは降格の危機と向き合っていて、ここ数年そうした状況が何度かあった。これは辛いことだよ」

その後のバレンシアは財政問題もあり、筆頭株主となっているピーター・リム氏の下でも色々と問題を抱えてきた。3月にはリム氏の息子であるキアット・リム氏がクラブの会長に就任することになり、これを歓迎しているサポーターも多くはないか。マドゥーロもピーター・リム体制に不満を抱えてきた人物の1人だ。

「サポーターは何年もリムのことは受け入れていないし、抗議活動だって起きている。それこそクラブ停滞の原因でもある。最近はリムの息子が新会長に任命された。チームはこの体制を続けるつもりのようだけど、もちろん多くの疑問がある」(『Voetbal Prmieur』より)。

マドゥーロはクラブのフロントがはっきりと道筋を示すべきとの考えで、今の体制を続ければ苦しい戦いになると見ている。かつての名門の姿はなく、なかなか光が見えない状況だ。

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