打線沈黙のドジャースに痛手 大谷、ベッツと共にMVPトリオとしてチームを牽引するフリーマンが10日間のIL入り

不運が重なり欠場が続くフリーマン photo/Getty Images

風呂で転倒

日本時間4日、ロサンゼルス・ドジャースがフレディ・フリーマン内野手の負傷者リスト入りを発表した。

フリーマンは3月30日に自宅のバスタブで足を滑らせ、昨季痛めた右足首を負傷。4月1日のアトランタ・ブレーブス戦から欠場している。本人は治療がうまくいけば、3日から試合復帰する見通しを示していたものの、今回の球団の発表で思いのほかケガの度合いが重く、見立てよりも回復に時間を要することが分かった。

昨季のポストシーズンでは、チームのために痛みをこらえて出場し、大事なワールドシリーズでは12打点、4本塁打の活躍でMVPに輝いた。シーズン終了後に右足首の手術も行い、しっかり今季の開幕にも間に合い、再び彼の躍動する姿が期待された。

ところが日本で行われたカブスとの開幕シリーズで左肋骨の痛みで2試合欠場。これは幸い軽い症状で影響は少なく、米国に戻ってきてから29日、30日のデトロイト・タイガース戦で2試合連続本塁打を放つなど状態を上げつつあったが、今度は不慮の事故が彼を襲った。


チームにとってもMVPトリオの一角が抜けるのは大きな痛手となる。そして5日に行われたフィラデルフィア・フィリーズ戦では、打線が沈黙し開幕からの連勝も止まってしまった。ドジャースの首脳陣にとっては、この日のような劣勢に立たされた試合でも一人気を吐いて勝利を引き寄せるバッティングで結果を出すフリーマンがいてくれればと悔やむ気持ちもあったことだろう。彼の1日も早い回復を祈るばかりだ。

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