韓国出身メジャーリーガーが再びマイナー降格… 厳しすぎる現実に地元メディアも落胆

マイナー降格のペ・ジファン Photo/Getty Images

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難しい状況だ

ピッツバーグ・パイレーツに所属する韓国出身のペ・ジファンが、再びマイナー降格を言い渡された。MLB公式サイトが4月4日に伝えたもので、韓国メディアも「残るメジャーリーガーはイ・ジョンフだけ」と大きな衝撃を持って報じている。

ペ・ジファンは韓国プロ野球(KBO)を経ず、2018年オフにパイレーツと契約した挑戦者。長いマイナー生活の後、2022年9月にメジャーデビューを果たすと、23年シーズンはユーティリティープレイヤーとして111試合に出場。打率.231、2本塁打、32打点、24盗塁を記録した。

しかし24年はケガの影響で29試合出場にとどまり、打率.189と打撃に苦しんだ。一方でマイナーでは打率.345と結果を残しており、地元ファンの期待は高まっていた。今季のオープン戦でも20試合で打率.381、OPS1.017という成績を収め、開幕ロースター入りを果たしたが、レギュラーシーズンで結果を残せず、今回の降格となった。
これに地元メディア『Newsen』は「オープン戦は良かったのに」と失望をあらわにし、韓国人メジャーリーガーの相次ぐ不在を憂いた。キム・ヘソンは開幕をマイナーで迎え、キム・ハソンは負傷リハビリ中、コ・ウソクはいまだMLB登板なし。そしてペ・ジファンまでマイナーに降格したことで、4月4日時点でメジャーに残る韓国人選手は、サンフランシスコ・ジャイアンツのイ・ジョンフただ1人となった。地元メディアは「韓国のメジャーの希望が薄れていく」との論調を強めている。

果たしてペ・ジファンは再び這い上がれるのか。そして韓国野球はメジャーで再び存在感を示せるのか。その答えは、今季の彼らに託されている。

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