ネイマール、ムバッペが抜けたのにPSGが“最強モード”に? 無敗のままリーグ制覇を決めたPSGは「QSI時代では最高のチーム」

優勝を決めて胴上げされる指揮官ルイス・エンリケ photo/Getty Images

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スターに頼らない組織力で安定感を身につけた

リオネル・メッシ、ネイマールに続き、昨夏にはキリアン・ムバッペまで退団。パリ・サンジェルマンは弱体化するかと思われた。

しかし、実際は逆だ。ルイス・エンリケ率いるチームは組織力を身につけ、5日に行われたリーグ・アン第28節のアンジェ戦に1-0で勝利を収めてリーグ・アン制覇を決めた。

ここまでの成績は23勝5分0敗となっており、PSGは国内リーグで無敗を維持している。無敗優勝も視界に入っており、まさかムバッペの抜けたPSGがここまで強くなるとは予想外だった。
仏『RMC Sport』によると、現役時代にフランスのオセールなどでプレイしたリオネル・シャルボニエ氏はカタール・スポーツ・インベストメント(QSI)が筆頭株主となった2011年以降では、今季のチームが最強との見方を示している。

「無敗についてはしばらく前からチームの頭にあったはずで、彼らにとって1つのモチベーションだったはずだ。しかもこのチームは非常に若い。彼らのやっていることは素晴らしいよ。仮にCLで敗退したとしても、PSGが今季成し遂げたことを忘れてはならない。無敗でリーグを終えるなら、QSI時代では最高のチームとなるよ」

ナセル・アル・ケライフィ会長体制となってからのPSGは次々とスター選手を引き抜く形でチームを強化し、ムバッペやネイマールはその象徴だった。彼らの力でCLの頂点に立つことが最大の目標だったわけだが、ムバッペがいてもその目標には届かなかった。

昨夏にはそのムバッペまで退団し、しばらくは我慢の時間が続くかと思われた。ところがエンリケの下でチームは想像以上の力を発揮しており、FWウスマン・デンベレの覚醒など嬉しいサプライズもあった。

CLでは優勝候補の一角リヴァプールまで撃破しており、優勝も夢ではない。ここまでの強さは偶然のものではなく、エンリケ・マジックで最強のPSGが完成しつつある。

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