今季の大宮はなぜ土壇場や逆境に強い? アルディージャの心臓・小島幹敏が口にしたサポーターの存在の大きさ

豊富な運動量でチームを支える大宮MF小島幹敏 photo/Getty Images

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周りの足が止まっても自分はまだ動ける

RB大宮アルディージャは5日、明治安田J2リーグ第8節で大分トリニータと対戦。ホームでの戦いながら2度リードを許す苦しい展開となったが、後半ATの劇的弾によりスコアを2-2とし、ドローに持ち込んだ。

前節からの連敗を回避し、大宮は暫定ではあるものの2位をキープした。この一戦でフル出場を果たした大宮MF小島幹敏は、試合を次のように振り返った。

「前半は、ちょっと自分たちが相手ゴール前に攻め込むというのは少なかった。ちょっと回される時間が多かったかなと思います。後半は攻めることができて、同点に追いついたことは良かったんですけど、セットプレイでやられたり失点は本当に悔しい。ちょっともったいなかった感じがします」
特に前半は、大分のロングボールやカウンターに苦しむ場面も見られた大宮。中盤の底からチームを支えていた小島はピッチの中でどのように感じていたのか。

「僕らは前から積極的にプレッシャーをかけます。前から行くので相手にボールを蹴られたり、自分たちの背中を刺されたりすることもある。これからも相手に狙われる回数が増えるかもしれません。ただ、これは前に行っているからなので、ある程度しょうがない。自分たちがプレッシャーをかけてうまくボールを引っ掛けることができれば大きなチャンスになりますからね。裏を突かれたりしても、最後のところでセンターバックたちとガッとしっかり潰せれば問題ないと思っています。こういうサッカーをしているので自分の中では割り切っているというか、今日は潰しきれなかった部分が良くなかっただけですね。これからもやること自体は変えないと思います」

モンテディオ山形との開幕戦をはじめ、第4節のレノファ山口戦など、今季の大宮の魅力の一つは土壇場や逆境で発揮されるチームの「底力」だ。大分戦でも逆転まで辿り着くことはできなかったが、PK失敗など幾多の困難をチームみんなで乗り越え、最低限の結果であろう勝ち点「1」は手にした。今季の大宮はなぜ土壇場や逆境に強いのか。小島が口にしたのは、選手たちとともに最後まで諦めずに戦い、大きな声援を送り続けるサポーターの存在の大きさだった。

「特にホーム戦ですけど、今季は後半に結構得点が入っていると思います。正直、サポーターの後押しがすごいんですよね。後押しが強いので本当に感謝しています」

また、疲労が溜まってさまざまな選手の足が止まってくる終盤は、小島にとっては自身の強みを発揮できる大事な場面でもあるという。実際、この一戦でも、疲労を感じさせずに苦しい終盤も積極的に攻撃に絡んでいった。ポスト直撃のシュートを放つなど、大宮の終盤の猛攻に一役買っていたと言っていい。

「みんなの足が止まってきても、自分はまた動けるなと感じる場面が多い。自分は結構走れる選手だと思っているので、後半、特にラスト20分とかは自分が結構チャンスになるなと思ってプレイしています。なので、後半の最後の方はかなり自信があります。これが自分のストロングポイントだと思っていますし、やらなきゃいけないとも思っています。リーグ戦を通してやり続けていきたいです」

長澤徹監督も以前から小島のチームに対する献身性や犠牲心を称えており、大宮にとっては貴重な存在だろう。豊富な運動量でチームを支えるアルディージャの心臓・小島幹敏の今後の活躍にも注目だ。

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