2連覇中の王者・神戸は16位となかなか調子上がらず…… 新潟戦の敗北に指揮官も落胆 「勝たなければいけなかった。東京まで来てくれたサポーターに申し訳ない」

神戸のエース大迫も今季は苦戦 photo/Getty Images

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1点が遠かった

6日、国立競技場で2025明治安田J1リーグ第9節が行われ、アルビレックス新潟と対戦したヴィッセル神戸。

今シーズンは主力選手の負傷もあり、メンバーが揃わない試合も多かったが、この日は大迫勇也、武藤嘉紀、宮代大聖といった選手らがスタメンに名を連ねた。

しかし、この試合で先手をとったのは新潟。神戸は12分にビルドアップを新潟に狙われると、その流れから長谷川元希にビューティフルゴールを決められた。その後神戸は猛攻に出て、合計15本ものシュートを放つが、1点が遠く、0-1で敗戦を喫した。
吉田孝行監督は試合後のインタビューにて「勝たなければいけない試合だった。東京まで来てくれたサポーターに申し訳ない。前半失点した場面以外はある程度できたと思う。でもそこからギアをうまく上げられなかった」と落胆している様子で語った。

2連覇中の神戸は今シーズン、スタートダッシュで苦戦しており、現在は2勝3分3敗で16位。1試合少ない状況とはいえ、神戸らしくない試合が続いている。吉田監督も「まだ自分たちがやっているサッカーの完成度が高くない」、「神戸らしさ、躍動感を出さなければいけない」と苦戦する現状について言及。

続けて「そこを引き出せていないのは自分の責任だと思うし、自分自身もしっかりと切り替えて次に備えていきたいと思う」と語っており、ここからの巻き返しを誓った。

主力選手のコンディションが安定せず、J1屈指の攻撃陣もここまでは6ゴールに留まる神戸。まだシーズン序盤とはいえ、一刻も早く立て直す必要があることは間違いない。次節は東京ヴェルディとのアウェイ戦となるが、ここで勝利し、本来のパフォーマンスを取り戻すきっかけにすることはできるだろうか。


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