スキージャンプ高梨沙羅、クラレの社会貢献活動に参加 約7000個のランドセルがアフガニスタンの子どもたちの元へ

日頃の感謝の気持ちを込め、社会貢献活動に参加した高梨 photo/Getty Images

続きを見る

高梨は2013年から活動に参加

ノルディックスキージャンプの高梨沙羅が、所属するクラレの社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」に参加した。

クラレは全国から送られた使い終わったランドセルをアフガニスタンに届ける活動を行っている。今回で22回目となり、約7000個のランドセルが横浜市内の倉庫に集まった。

IR・広報部に在籍する高梨は、2013年からこの活動に携わっている。2019年には自身が小学生時代に背負っていたランドセルも送った。この日は、高梨と同社の新入社員75人を含め、約200人でランドセルを一つずつ検品、箱詰め作業を行った。
作業の合間に取材に応じた高梨は「次世代の子供たちへ夢をつなぐ、タスキをつなぐ作業ができて幸せに思う。自分が競技を続けていく中で、これまでたくさんの方のサポートがあった。なので少しでも力になりたい。1つでも多く、子どもたちにランドセルを届けられたら」と日頃の感謝と社会貢献への思いを語った。

五輪プレシーズンとなった今季のW杯で個人総合12位に終わった高梨。採点基準が着地のテレマーク姿勢を重視するように変わり、その適応に苦しんだ。最高順位は4位で、初めて表彰台に上がることが出来ないシーズンとなった。

ただテレマーク姿勢の改善に取り組んだ成果も出ており、今シーズン序盤は飛型点が20点満点中15点台だったものが18点まで伸ばすことが出来た。来年2月のミラノ・コルティナ五輪に照準を合わせ、今後どれだけ飛距離を保持しながらテレマーク姿勢を取るための技術を高めていけるか注目だ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.303 躍動するサムライ18

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:ALL SPORTS

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ